遡上中、右に赤マーク河床林に入って行く |
赤テープの上に石で戸惑う、こちらに進めという事だった |
小屋前を降って1km程でニシュオマナイ川の渡渉、渡って川沿いに林道跡を進む。川より100m位の高さの林道跡を2km程進むと再びニシュオマナイ川を渡る。ここは落ちるとヤバイ感じ。左足に少し水が入る。
笹を漕ぎながら数100mで1本奥の川に入る。
後はこの川を登山道取り付きまでずっと遡上していく。
ただ、マーキングが非常に少なく、石だったり小さな赤テープだったりで苦労する。
もっときちんとしていたら、往復1時間は短縮出来ると思った。河床林を何度も入り、それも広い所は200m位あるので戸惑った。
8時、何とかネットに良く出る大石の赤マークの取り付きに着くと一息。
今日は腹が減る、道の駅で購入したパンをかじる。
さて登山道に入るが、これがペテガリよりもずっと急登。両手両足で笹や枝を掴みながらずっと登っ
登山道取り付きの大石の赤マーク |
藪漕ぎの急登、ダニ多し |
ダニも多い、4匹程服に付いた奴を引き剥がす。指でつぶそうと思っても弾力があってだめです、放り投げます。腹はきれいなルビー色です。
ガスに覆われ涼しい中を笹や枝を掴みながら行くと、何度か小さなピークが現れますが岳樺ですのでニセピーク瞭然です。
11時、ガスの中にピークが。まだまだ遠い、1時間以上かかるのではないかと思う。
ここからハイ松となり、稜線下の小笹の道を巻いて行きます。
稜線はハイ松の海です。
小笹からハイ松の中に入って稜線へ出てから進むと小さなピークが、山頂っぽい。
登り切ると柱が目に入ります、山頂です11時半。
あいにくのガスですがネットで何度も見た山頂標識があります。
柱の方は2006年、浦河山岳会とあり、絵文字の方は1992年とあり作成者未記載です。字体が同じっぽいですが、どちらにしても御苦労様です。
山頂は30mx10mの瞳の様な広さです。山頂を含めて南側だけ
ガスの中、山頂か。まだまだ遠い |
山頂 |
山頂から来た道を |
降りも急なので笹や枝を掴みながらとなります。中腹まで来るとガスが晴れてきます。
急斜面をたんたんと降り、川に出ます。ここで1.5Lのポカリを飲みきります。
川を降って行きますが、登りの時は何とかつなげたマーキングも降りでは非常に見難く、中盤で完全に見失います。
山頂ではぴったりだったGPSも、何と40mの誤差が。初めての経験です、渓谷で受信が難しいのでしょうか。あー、嫌になります。
20m程左の河床林へ真横に進むと、道がありそこを降ります。
同じように見失う事が続き、精神的に疲れます。また張替え寸前に減ってしまった靴底は、濡れた石の上では笑ってしまう位に滑ります。
この川をやっと離れた時は一息でした。
ただ次のニシュオマナイの渡渉も気が抜けません、帰りもやはり靴に水が入ってしまいました。
渡渉して右岸を、背丈ほどのフキや草の藪漕を経て再びニシュオマナイの渡渉を終えた時は、ほっとしました。
16時半、小屋前の車に到着。かんかん照りの陽射しの中、着替えて車で小屋を後にします。
ペテガリ方面への駐車場所には4台の車が、カムイよりペテガリの方が人気がある様です。
途中の柏陽館で入浴後、三石の道の駅のレストランでビールで祝杯。
美味しくはなかったし、アサヒのスーパードライだけでこれも美味しくなかった。
翌日、東京へ帰りましたがダニ4匹に食いつかれていました。ネットで食いつくまで時間がかかるので直ぐに入浴すれば大丈夫との事でしたが、そうではありませんでした。
なお、ペテガリもカムイも熊の痕跡は1つもありませんでした。
だから、いないという事にはならないのですが。
手前から山頂を |
山頂手前はハイ松の海 |
登りも降りも中腹から下では中の岳が終始見える |
最初のニシュオマナイの渡渉 |
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