稜線の藪道 |
登り始めて3時間でペテの全容が |
赤飯だけで副食を摂らなかったのは反省、力が出ない。
昨日の暑さでびっしょり濡れた衣類が全く乾いておらず、靴下は予備の薄い物を履き上はフラッドメッシュスキンを着てその上にカッパを、下は直接カッパを履きます。
複数日に跨る時は予備ウエアを持参しないとだめですね。
最初のニセピーク |
2つ目のニセピーク |
ガスの山頂 |
山頂から来た道を、右から左まで稜線を来て降って登り上げる |
帰りに稜線終了近くで振り返る |
4時20分、出発します。小屋脇の川沿いを2km程行き、斜面の大きいジグを登って行きます。
暑い、そりゃカッパを着てじゃ仕方ないか。
3.5Lの水を持ちました、途中に水場はありません。
暑さに喘ぎながらジグが平らに変わり、進んでアプローチの稜線に出ます。
ここから幾つものピークを越えてペテの登りに取り付きます。
ペテの斜面が山越に少しだけ見えます。
笹を漕いで行きますが、道に倒れこんでいるだけで道は、はっきりと解ります。カムイ、中の岳は見えますが特に変化の無い、また樹林の中をたんたんと行きます。
3時間ほど進んだ所でペテの全容と対面です。陽射しも強くカッパを脱ぎます、涼しい。早く脱げば良かった。
フラッドメッシュスキンは汗を上着に移していく物で単体での使用は考えていない(ファイントラックのCSの説明)との事ですが、この際仕方が無い。
ここから稜線は平らの部分も多くなります、左手にペテを見ながら進みます。
アプローチの最後の山を下っていくと急にガスが沸いてきます。9時50分、ペテの裾に着きます。ここから山頂まで登って行きます。最初は笹を漕いで直でしたが、左に回りこんでいったり、くねくねとしたり、ネットでよく言う直登ではありません。また、急登とはいえそんなでもありません。半分以上登った所でアベックが降りて来ます。急いでいる様で、本当に急ぎ足といった趣きです。
ニセピークが見えると平らになり、半分進むと急登を2度程 繰り返すとネットでよく見る標識を立てるための2本の柱が見え、山頂だという事が解ります。2つ目のニセピークからは直ぐです。
上の地点からペテを望遠 |
13時半、アプローチ稜線からペテを見る |
11時半、ガスの山頂へ。僅かにアプローチの稜線が見え写真をとりますが、直ぐに何も見えない状態に。山頂は3方向共細い馬の背でハエが非常に多い。
眺望はありませんですが感慨はあります。
菓子パン1個をかじり10分程で下山します。
どんどん降って12時、土砂降りの叩きつける雨となります。
隠れる所も避難小屋もありません、進むだけです。
アプローチの最初の山を登り返している時に靴の中も水が溜まり着地の際に足が泳ぐ感じです。
低体温症も頭に浮かびますが、土砂降りという事は気温も高いということでしょう。
13時半、雨は止みペテがうっすらと見えます。
たんたんと稜線を進み、大きなピークを降ると陽が差してきます。
振り返るとペテが見えます、良かった。
笹を漕いで稜線が終わると、あとは樹林帯の中を川に向けて降るだけです。
水は3.5Lで充分でした、豪雨ではなく晴れていたら不足でしたでしょう。
16時20分、小屋に戻ります。ニシュオマナイの渡渉がなければ車まで戻るのですが、夜になっての渡渉は嫌なので小屋泊まりとします。
17時過ぎに1名が来ました、無口な男性でした。挨拶位はして欲しいと思いましたが。
結局、ペテはアプローチに時間を要するわけで、巻き道の無い稜線上を進んだり、大きく遠回りしたりです。
裾からは1時間40分で登れる小さな山といった感じでした。
高見ダム側の小屋までの林道が1日も早く開放されて欲しいと願います。
ネットで話題のダニは時期や気候もあったのでしょう、全くありませんでした。
また登山道は概ね明確で迷う所はありませんでした。
神威やここペテもそうですが登山道には一切標識やマーキングはありません。
渡渉だけが大変です。
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