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2021年9月23日木曜日

四郎治林道 9月20日

2番目のトンネル前で
四郎治林道のトンネル先の確認で湯ヶ滝歩道から登り、追原の川台歩道で下山しました。

札郷トンネル先の階段から入ります。向こうの川岸1.5m位に流れが収束し、沢や渡渉の経験の無い方は怖いかも知れません。

ヤマップ地図にはここに橋があります。1980年位に落ちてしまい、集落の離脱のとなりました。


渡ってジグを切ると、横一直線の道となります。右に平らな杉造林。昔は畑だったのでしょうか。



ターレーの残骸です。廃集落には大型冷蔵庫やプロパンガスボンベもありましたから、これで運んでいたのでしょう。


やがてキンダン川からの道に合流します。左が来た道、右がキンダン川からです。


キンダン川から高さ80m位の絶壁となり、淵を進んで行きます。


路はここまでありますが、沢を渡った側は道が無いです。初めての方はここがポイントとなります。直ぐに道となりますが。

この先断崖で泥土で、危険な状況となっています。そこを過ぎると東大演習林の看板があります。

杉造林の斜面の高くなっている左側を登ります。迷い易い所もあって、非常に注意が必要です。前回も今回も迷いました。


稜線を進むのがポイントですが、それも迷い易い所があります。


四郎治林道に近づくとセンサーカメラが設置されています。トン大のあんちゃん達も、湯ヶ滝歩道を登ったのでしょうか。



四郎治林道に着きます、一息です。

素敵な道を進んで行きます。



右が四郎治林道ですが、左に100m進んで行きましたが降って行くので戻りました。

 やがて5番目のトンネルの前の崩落地点に着きます。


0cm位の穴からトンネルに入ります。今回は40cm筒の長靴です。しかし出口に進むと、それでも足が着きません。濡れると嫌なので戻ります。
コウモリは普通黒いのに、ここのは茶色です。


戻って直線距離で50m位、斜度も25度位ですので登り上げて反対側に降ります。

しかし、反対側は100m近くの土砂崩落で、その上にびっしり藪となっています。

しかしその先に林道が見えます。トンネル出口は林道とほぼ同じ高さのはずです。両手で藪につかまりながら、一歩一歩進みます。


ありました、トンネル出口です。見つけるのは大変ですね。

林道を進みます。岩盤の沢で危ない所もあります。通り過ぎて撮影。これが幾つか続きます。
山、沢と距離が短くなって連続します。こんな感じが長く続きます。

やがて小櫃川の絶壁に近づきます。地図でも断崖表示ですね。80m位あるのです。


崩落している狭い所を進みますが、以前の追原からの撤退地点に近づきます。ここで上にある台地に登り上げます。急斜面を木と根につかまりながら登り上げます。誰かを誘わなくて良かったと思います。

この後、川台歩道を進んで大ケヤキ歩道を崩落地点まで行きました。どこで四郎治林道とつながっているのでしょうかねー。

5番目のトンネルの130m位上ですね。

川台歩道を戻って追原の吊り橋を渡って車に戻りました。今日も面白かったですね。


この日のヤマップのログです。終了し忘れて、直線が入ってしまいました。黄色の県道81号の1番下がスタート地点です。


2021年9月13日月曜日

房総丘陵四郎治林道 9月11日

岩盤をL字型に削った古道

追原廃集落から大ケヤキ歩道、湯ヶ滝廃集落からと探してもダメでした。
はっきり解っている小仁田歩道か橋の沢林道という選択肢もあるのですが、行っていない四方木からの池の沢歩道からと思い行きます。
前日、笹Pに前泊。隣のミニストップでコーヒーや軽食を頂き、この店で作っているおにぎりを購入。四方木に向かいます。
四方木ふれあいの里、まー公民館です。駐車場に停めて着替えて出発します。

以前、キンダン川から四方木に上がったので道は解っています。
介護保険施設の四方木ふれあいの里から入って民家の横を行って、コンクリ舗装を登ってお墓に行きます。真横に杉造林を渡ると道があり登って行きます。
解っているから行けますが、この辺りは不親切ですよねー。
そもそも、キンダン川が倒木ダムで進めなくエスケープで、池の沢歩道を作って四方木への道を造ったと思います。

道を進むと小屋ノ沢歩道と池ノ沢歩道分岐となり、以前郷台林道を歩いた時に池ノ沢歩道のプレートがあって、行けるのではと思い池ノ沢歩道へ行きます。
崖を降ります、お助けロープもあります。キンダン川に着きますが、反対側は高い絶壁で取り付くシマもない。引き返します、崖の登り上げは疲れます。たまらず1本入れます。
倒木帯の上流はほんとうにきれいな川床になっており、倒木帯を処理すれば郷台林道に登れるのではと思いますが。大変でしょうが。


戻って小屋ノ沢歩道を進みます。やがて郷台林道へ着きます。面白くも無いダンプ林道を歩くと池ノ沢歩道のプレートがあります。これを進むとどうなんでしょうね。


ダンプ林道の橋の沢林道へ入り終点の崩落から四郎治林道へ入ります。

7月31日の四郎治沢を登り上げた時は、うっすらと地面が見えて進めたのですが、今日は藪で全く見えません。
たまらず稜線へ崖を登り上げます。直ぐに古道のトンネルのはずですが、346mピークを踏みたかったので稜線を進みます。屹立の感じのピークへ木の根をつかんで登り上げます。

ピークには大きな栂の木が
ここでミニストップのおにぎりの昼食にします。

尾根筋を少し進んで古道へ降ります。稜線から直線で40m、崖の降りは疲れます。

最初のトンネルで
一応戻ってトンネルを確認して戻ります。




素敵な古道を進みます。岩盤をL字型に削った所は素敵です。
すっぱりと崩落してる所もあります。何十mも落ちています。高巻きします。
ここで粘土状の土で滑って落ちます。「やばい」と声が出ました、落ちるとアウトです。
斜面にべったりと体を付けて接地面を最大にします。掌を広げて登って立ち上がって復帰しました。
何度も経験しましたねー。

今日は軍手でしたので手首が出てしまうので、この時ヒルや虫が着きます。つまみ取ります。100均の水色のビニールを吹き付けてある手袋が良いですね。手首が出ないし、水もそんなに含まないし。軍手ですとびちゃびちゃになります。
BDのクライミンググローブは色も形も素敵ですが、内側の握りがバックスキンで、指の部分が直ぐに減って破れてしまうんですよねー。

ヒルは化繊には歯が立たないですが、綿や毛の自然物には生地の中に食い込んできますね。


進むと湯ヶ滝歩道のプレート。四郎治林道を先に進みます。


2本目のトンネルです。蝙蝠が飛び交います。
四郎治近道歩道のプレート。加勢歩道にもありましたね。加勢歩道からつながる様です。
3本目のトンネル。四郎治林道のトンネルは5本共道に対して直角に造られています。トンネルを短くするためでしょう。

4本目のトンネル、四角ですね。

分かれ道です、上へ行きました。正解でしたが下も興味津々です。

綺麗に岩盤を削った道、苔も素敵です。

やがて道はスッパリと崩落しています。崖上を落石や倒木を越えて進みます。

崩落を進んで行くと左に50cm位の穴が。


頭を入れて除くとトンネルです。ここを見逃すと彷徨って撤退ですね。
強力なヘッデンを付けて進みます。2017年のブログで怖くて入れなかったともあります。
バサアーーンと大きな音が響きます。人か大型動物かと思い、「おーいおーい」と私も叫びます。
蝙蝠でした。トンネル内で反響したのでしょう。普通真っ黒なのですが、ここのは茶色でしたね。握り拳位あります。
一昨日の大雨もあるせいか、トンネル内部は水浸しなのです。じゃぶじゃぶ漕いでいきますが、出口は深くなっています。登山靴を濡らしたくないのでここで戻ります。
前回、追原から大ケヤキ歩道崩落地点とつながりました。出て右は倒木や土砂があるのでしょう、反対側も土砂が凄いですものね。


上に蝙蝠が止まっています。

湯ヶ滝歩道分岐まで戻って、人道の湯ヶ滝歩道を進みます。道は半分消滅しており難儀します。山の斜面で彷徨いました。GPSは現在地は明白に解りますが、方向性がはっきりしない時があるのです。
崖を登り上げて稜線へ復帰します、崖の登り上げはきつい。

杉造林斜面を降りるか、稜線を進むか逡巡しました。
杉造林を降りる事にします。降りて行くとプレートと東大の立入禁止の看板がありました。一応正解だったわけですが、ここから川沿いの絶壁80m位あり、足元は土で荒れていて非常に危険です。稜線を進んで湯ヶ滝集落へ降りるという選択肢も大いにありかと思います。


絶壁の淵を進んで前回湯ヶ滝集落から詰めた所に着きます。まー、一安心です。


来た所を振り返ります。どう見ても道には見えないですよねーー。
この沢を渡って反対側に取り付き廃集落へ向かいます。後は経験済ですので安心です。集落からキンダン川への道を降りて行きます。


キンダン川に着きました。U字峡谷のキンダン川は取り付きはここしかありません。沢の段々状の田んぼの跡でしょう。


キンダン川を下ると小櫃川に出合います。上流に少し進んで県道81号に上がり、県道を四方木まで戻りました。
最高に素敵な1日でした、天に感謝でしょうか


この日のヤマップのログです。
林歩道名は私が書き込みました。