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2015年5月31日日曜日

5月31日 子持山 登頂

屏風岩からしし岩

屏風岩の鎖と梯子
渋川市のホームページにコースや説明があるので参考にされると良いかと思います。
赤城山と榛名山の間にある山で深田久弥氏の著作を読むまで知りませんでした。


 朝3時半に自宅を出発、日曜早朝は関越もガラガラ。
赤城IC下車、17号のファミマで朝食。子持神社にナビを設定、難なく向かいます。

奥の院で細くて暗い林道に不安になっていると、地元の3人乗りの車が来てこのまま進むと駐車場もあるとの事で後を追います。

1車線の簡易舗装の杉造林の中の林道を7号橋まで行き駐車場に入れます。
6時25分、着替えて出発します。50m程林道を進むと屏風岩コースの登山道があり、登山届やパンフレットも整備され、屏風岩の下までは幅1m30cm位のウオークボードとなっています。

直ぐに屏風岩の下まで来ます。見上げると垂直に80m位か。まあ見事です。
巻いていく道もありますが、せっかくなので登っていきます。
両手両足の急登を行くと鎖と金属製の梯子がありトップへ登ると渋川市街が見えます。強風で梯子の降りは気をつけました。


屏風岩を降りてしし岩に向かいま

稜線からしし岩
す。樹林の中の急登を進みますが 本来のコースではなく、しし岩の真下に出てしまいます。
朝、神社前で会った3人組がクライミングの準備をしています。ここを登る様です。

右へ巻いていくとしし岩トップへの道があります。これもせっかくなので登っていく事にします。
角ばった石が積み重なった急な斜面です。両手両足で登っていきます。最後はロープがあり首の所に出ますと天然記念物指定と書いた白木の柱があります。
そこから最初は鉄の輪を繋いだ梯子を昇り、次に鎖となりトップへ出ます。丸い感じの岩で強風ですので気をつけました。
渋川市街や新緑の子持山が見えます。
しし岩の鉄梯子

しし岩トップの石碑
急斜面を降って稜線を子持山に向かいます。最初のピークに登ると、降って行く事になります。
登り返すと9時、柳木ヶ峯です。
そこからは平になった稜線を進みます。急登になって登りきると山頂です、9時20分。

1,296mですが1等三角点です。沼田市街が大きく見え反対側に高山村が少し見えます。

20分程滞在し下山します。クライミングの3人は別にして今日は1人かと思いましたら、直ぐに単独、そして3人連れと行き交います。
柳木ヶ峯(やなぎがみね)から、来た道ではなく、大タルミへ向かいます。これが急降下となり滑落注意、事故発生場所の標識が木に巻かれています。確かに左は崖ですし、乾いた土で歩きづらい事もあります。直ぐに4人と行き交います。
30分で大タルミへ着き、8号橋方面へ進みます。

それまで急下降でしたが、後はゆるゆると進む事になります。
最初は山腹を巻く様でしたが、直ぐに4、50m幅の涸れ沢を進む事になります。大半は杉造林で眺望は全くなく、つまらない。
これじゃ稜線を岩や景色を見ながら戻った方が良かった。

しし岩から渋川市街
尤も起伏のある稜線より、大タルミ8号橋間は平なので、時間的には早いのでしょうが。
8号橋手前4、500mからは旧林道歩きとなります。8号橋から直ぐに車のある7号橋駐車場へ戻りました、10時50分でした。渋川市で蕎麦の昼食後、赤城ICから関越で自宅へ戻りました。
しし岩から進んでいく稜線を、奥が山頂

しし岩を振り返る

榛名山がきれい

山頂手前で歩いてきた稜線を振り返る

1等三角点の山頂、沼田市街や高山村が見える

2015年5月20日水曜日

5月20日 ピーター・ドッラガー・コレクション

 千葉市美術館で昨日から開催のドラッガー・コレクションへ伺って来ました。100枚以上の禅画、仙厓、若冲、蕪村等々お薦めですね。
所蔵の写楽、北斎、歌麿も展示され、楽しみました。
6月には次女の講演も予定されています。


最近の山は「百名山以外の名山50」から選定しています。
伊豆ヶ岳、子持山、御池山、十枚山、京丸山を予定しています。





2015年5月18日月曜日

5月17日 父不見山(ててみずやま) 登頂

杉ノ峠への登山口
小鹿野町へ前泊します、ナビ検索で杉ノ峠への登山口へ難なく到着。見落としそうな標識です、下草は入口だけ。
深田久弥氏と同じく群馬側からと考えましたら、ネットで「杉造林で眺望は無く面白くない。」また2005年のブログで埼玉側は山火事で眺望が広がるとあり(実際は回復して眺望は無かった)、埼玉側から登る事にします。
小鹿野町役場に父不見フラワーラインを尋ねると、「昔はあったが今は現状確認もしてないので解らない。問い合わせもない」との事。杉ノ峠下に車をつけて山頂を経て坂丸峠へ、林道を降ってフラワーラインで車へ戻る予定とします。
深田氏が登ったのは1957年、58年前です。その頃の地図で既に埼玉側に杉ノ峠や坂丸峠の下までの林道があります。

杉ノ峠
着替えて7時36分出発します。眺望の全くない杉造林の中をゆるゆると15分足らずで杉ノ峠へ着きます。稜線を進むも南側の埼玉側は杉造林で、北側の群馬側は細い密生した雑木で眺望はありません。

山頂へ向かう稜線
峠から20分で父不見山頂へ、眺望は全くありません。写真の後、最高点と三角点のある長久保の頭へ向かいます。間は鞍部となっており降り登りとなりますが、山といっても丘の様に小さく20分です。南側に摩利支天への標識があり道が伸びていますが、摩利支天が何かは解りません(後で他の方のHPを見ますと、杉の木の先の小さな場所で全く何も無いとの事です)。20m程南へ進むと伐採地の展望が広がります。
ここまで1時間ですからここで往復すると2時間もかかりません。急斜面もありません。

西へ坂丸峠を目指します。10m程下がると何と真新しい4m幅の林道が。それを過ぎるとピンクテープと濃い踏み跡は北側へ向かいます。ちょっと降ると稜線上にもテープが見え、稜線に復帰して進みます。

坂丸峠への標識
数100m進むと稜線と直角に比較的新しい標識があります、稜線先にもテープがあり行ってみますが道は消えています。標識とおり降ると斜面は落ち葉で覆われ、踏み跡、テープ等は全くありません。歩いた形跡は全くないのです。GPSマップでは確かに坂丸峠はこの方向ですが、沢状の斜面を降って何処かで登り返さないとなりません。それが解らない可能性が高いと判断しトレランの明瞭な踏み跡へ戻る事にします。かなり逡巡しました。

道は全く不明、無い状態
登り返していくとトレランの道の手前で真新しい林道をまたぐので、それを降る事にします。これがラッキーな事に眺望が開け唯一の大展望を目にします。双子山越しの両神山です。

林道から双子山と両神山

矢久峠への標識、戻って来た時に
林道を降って行くと軽車両が10台ほど止まっており、10数名が境界出しの作業を行っています。坂丸峠を尋ねても用を得ません。矢久峠への標識がありますが、この時点で矢久峠の事が全く解っておらず林道を降ることにします。
帰宅後、矢久峠が坂丸峠の西側の林道が走る峠であることを知りましたが。上の時点で標識が矢久ではなく坂丸であったなら難なく峠へ向かったのですが。

トレラン道と平行する林道、突き当りから山頂尾根筋へ行く

長久保の頭の南側の伐採地、右上武甲山
ゆるゆると林道を降り10時過ぎ坂丸峠下の林道との合流点へ出ます。GPSマップでも確認できます。はっきりしないフラワーラインへ行くよりも来た道を戻る事にします、ゆるい楽な道ですし。
帰りに確認しましたが杉ノ峠下の林道の標識は進行方向が矢久峠を示していましたので、フラワーラインはこの舗装の林道とつながっている可能性か高いでしょうか。

林道を登って行き山頂手前でトレランのコースで長久保の頭へ出ます。ここから伐採地を通過して車へ戻る事も出来たでしょうが、カンカン照りなので涼しい稜線を戻る事にします。11時50分位でしょうか、杉ノ峠下の車へ戻りました。

深田久弥氏「百名山以外の名山50」では父不見山山頂は「見晴らしが利いた。山岳展望にふける。」とありましたが、今現在全く展望は無く、素晴らしかった双子山とは対照的でした。また毎年、神流町主催トレラン大会が開催される事もあり、坂丸峠よりの道は旧登山道では無く、トレランの道が使われている様です。

出来立て林道は坂丸峠からの林道と合流する

2015年5月5日火曜日

5月4日 二子山 登頂

東岳山頂手前から両神山

東岳山頂から東方面

東岳山頂から西岳



前日、小鹿野町(おがのまち)に宿泊します。深夜降雨でしたので、今日は中止かと思っていましたらどんどん晴れてきます。コンビニ、セーブオンで朝食やコーヒーを摂り、車を拭いたりしてから股峠へ向かいます。着替えて8時半出発します。5分ちょっとで鞍部へ、そのまま東岳へ向かいます。樹林の中を5分位登ると8m位の垂直の壁が、真ん中に20cm位のクラックが入り取りつき易い。5m登った所で左足を上げ様とすると、かかとが大腿についた状態ではポリの登山ズボンが伸びず足を上げる事が出来ません。

西岳から東岳を
しまった、クライミングパンツを履いてくれば良かった。右足は2cm位ひっかかっただけですが右手は鋭い石灰岩にしっかりホールドしています。左足を離して左手でズボンを引っ張り上げて足を伸ばし上げました。

その時、下から「あーっ、登山道はこっちですよー」という大声が。左下を向くと下山の男性単独が。顔を戻すと右は何百mの崖です、うー・・・。

ホールドはしっかりしており、そのまま登り切りました。あとは大したところもなく、9時に山頂。両神山も近い、けっこうな眺望です。写真を写した後下山します。
直登した部分は巻道となっており崖上を巻きます、そこだけ鎖がついています。

股峠へ戻り西岳上級コースへ向かいます。距離はそんなに長くないのですが、ガイド登山でしたら完全にロープ確保です。落ちたらアウトです。
ただ、双子山は浸食された石灰岩ですのでホールド部分はとがっており大変につかみやすいです。岩が終わって土になると直ぐに東峰です、山頂の中央峰も近いです。山頂手前でで4人が寛いでいます。10時過ぎに山頂へ、双子山は山容が小さいので股峠からですと、東西どちらも30分で登る事が出来ます。しばし寛ぎます、3人組の若い男性や高齢のアベックも上がってきます。当初、東西をピストンして帰る予定でしたが、簡単でしたし天気も良いので西岳を縦走して帰る事にして西峰へ向かいます。
やせた石灰岩の上を行きます、常時眺望があり良いハイキングコースです。小学校低学年の女の子を連れた家族連れも先行しており、お薦めのコースです。小鹿野町のHPにも案内があり参考に良いと思います。



西岳東峰から山頂の中央峰手前で寛ぐ登山者

西岳山頂から西峰、純白の叶山跡も僅かに

西岳山頂を振り返る、何度見ても良い

叶山アップ、右下が牢口
ネットで何度も見た、そして知った叶山。今はっきりと東峰から見ます。ネットがあるから人々が知り得た。人知れず消えた名所旧跡や文化は限りなく多いのでしょうね。ネット検索で叶山や叶後(かのうじろ)は出てきますのでご覧になるのが良いかと思います。下山後に牢口や国道422号からの叶山は伺ったので後日アップするかも知れません。

中腹から歩いてきた稜線を  
東峰先から下に降ります。鎖場で小学生連れの家族が難儀しており、先行させて頂きます。下降して杉造林の中を稜線と平行に股峠へ戻ります。途中、ローソク岩の表示がありせっかくですので岩峰下まで登り上げます。急なので往復40分位か、大した事はありませんでした。岩下に人為的な石垣があり、昔は社があったのでしょう。

戻って少し進むとクライミングゲレンデです。そこから10分も経たずに股峠へ、のんびり歩いても12時5分には車に戻りました。
双子山(小鹿野町の)はお薦めです。