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2020年8月10日月曜日

鋸山から小鋸山、保田へ

鋸山山頂から金谷元名林道までは前回6月28日の元名林道から山頂までを御覧ください。産廃の積み上げや堀跡の池が見える以外、何の変哲もない単調な樹林帯の歩きです。山頂から林道まで1400mとの事でアップダウンもなく直ぐに着きます。

杉の根元に春ゼミの抜け殻が。

遠くに特徴的な伊予が岳が小さく見えます。千葉県で岳がつくのは伊予が岳だけだそうです。

保田の海岸。登山で海が見えるのはほんとうに良いですよねー。

単調な関東ふれあいの道になっている道は、金谷元名林道最高点に着きます。

林道を100m元名側に進むと小鋸山への小さな標識が地面に置いて有ります。ゆるゆると杉造林の中を登っていきます。杉造林を登りきると、後は小さな稜線を降るばかりとなります。


単調な稜線を降ると、道は90度右に曲がります。根元からの倒木が崩壊地の様です。コース全般に赤テープがしっかりとあり、迷う事はありません。
稜線をゆるゆると降って行くと切り通しに当たり、右に巻いて降りてまた登ります。峠道だったのでしょうか。とにかく単調な樹林の中の稜線歩きは、やがて右下100mに房州キャニオンに続く大きな林道が見えてくると、岩場の幾つかの登りになります。木が生えてないのでカンカン照りの陽射しが強烈に暑い。白狐峠へという小さな標識から8mも登ると小鋸山山頂です。山頂というより岩峰という感じです。ここで持参の2Lペットボトルを飲み干します。
小鋸山山頂から鋸山。
右下に房総キャニオン、奥に嵯峨山。石切り場跡は大きな産廃という感じです。白狐峠の標識まで下がって木陰で小休止をとります。

その標識を下に、崖を降ります。そこから半周して崖を降りるという感じです。全部に虎ロープが下がっています。

そうして平坦地へ降ります。採石跡なのでしょう。ダンプが2台通れる様な10m位の草が生えた道跡が続きます。この平坦地へ降りた所から赤テープが皆無となります。探せば嵯峨山への目印があるのでしょう。私には解りませんでした。道跡を降って房総キャニオンに降ります。林道は元名方面と保田の長狭街道の2本となります。元名方面は前回通ったので今回は長狭街道方面へ行く事にします。これが大失敗、見る所が何もありません。炎天下のただの林道歩きとなります。元名方面へ向かえば産廃後の池や積み上げが見れたのですが。
 房総キャニオンから直ぐ先にキャンピングトレーラーが置いて有って、コッテージの様な物も見えます。その左の方に青いトラックも見えます。林道を進みます、直ぐに分岐がありますが一方は50cm位の草が真ん中に生えており、使われていないのが解ります。登山ズレしてるので、疲労も暑さもそれほど感じないのですが体は正直で脱水状態でふくらはぎが攣ってきます。私有地につき立入禁止のゲートを2つ過ぎて、唐突に民家が現れると長狭街道です。カンカン照りの中を進んで館山自動車道高架に来ると自販機があり、コーラを購入。自販機横の日陰の地べたに座って飲みます。先に進むと直ぐに前日車中泊の保田道の駅になります。カフェでビワかき氷を頂きます。800円、美味しくなかった。近所の小母さんが片手間でやってる感じでした。JR保田駅から載って次の浜金谷で下車、車に戻り金谷の先の民間の施設で入浴します。木曜なので金谷、保田の飲食店は全て休みで、仕方ないのでセブンイレブンでビールやジン、つまみを購入し保田道の駅へ行きます。ベンチとテーブルの所で夕餉としましたが、短パンでしたので滅茶、蚊に刺されました。

アドベンチャーコースは最高に面白くお薦めですが、鋸山から小鋸山は単調で見るべく物もなく面白くなかったですねー。

2020年8月9日日曜日

鋸山アドベンチャーコース 8月6日

懸案でした鋸山アドベンチャーコースへ伺って来ました。見たかったS字型切通、良かったです。
金谷の笹生精肉店の駐車場へ800円を払って駐車し、着替えて出発します。国道沿いの無料駐車場は閉鎖されています。車力道を進みます。ここも遺構が残っていて楽しい。
道沿いに石垣や整地跡が残っており、飽きさせません。やがて、道の左に「これは登山道ではありません」という札が下がっています。それがアドベンチャーコースの入り口です。道は降って行きます、ここで良いのかという一抹の不安はあります。

辺りを見ながら踏み跡を進んで行きます。石樋(いしとい)の遺構もあります。石材を滑り落したものです。やがてネットで見たトンネルを樹幹越しに見ます。ここで良かったのだと安心しました。
トンネル手前左に石積みがあります。建屋の跡でしょうか。この後ろは石を切り出したのでしょう、すっぱりと切れ落ちています。
トンネルは高さ5m位。前後両方石切り場跡で、掘り進んだ後にトンネルを掘ったのでしょう。トンネル内の窪みに盃があり、神社でも昔はあったのでしょうか。
トンネルを抜けると100m近い石切り跡が続きます。昔は大規模に行われた様です。後で解りましたが、ここを右に石切り跡沿いに降るとS字型切通を抜けた所に出ます。赤テープが真っすぐを示してあり、テープを追って進みます。アドベンチャーコースは赤テープが全部にあり、迷う事はありません。

しばらく進むと深さ10m程のU字谷があり虎ロープが下がっています。ここを降ります。

降りますと右に、S字型切通しです。忽然という感じに現れます。こちら側は5、6m土砂で埋もれています。標識は皆無ですし、U字谷の昇り降りに気を取られていると見逃してしまいます。ネットでも見逃してしまったとありましたね。

いやー、素晴らしいです。写真やビデオをとり楽しみます。ここがハイライトです。
切通しを抜けると、高さ100m近い石切り跡が続きます。トンネルから200m位の距離でしょうか。ここを右に巻いて行くと、切通し上部に行けます。
切通しの上は柵もロープも無いので、気を付けます。
S字型切通しを楽しんだ後、コースを進みます。U字谷を登ってしばらくすると高さ6m位の石壁です。ロープが下がっていますが、上から下までクラックが入っており、ロープが無くても平気です。
ずーっと石切り跡が続きます。横に貼り付いて伸びた大木が年月を偲ばせます。
やがてこんな感じの登りが数百m続きます。これは石樋の跡でしょうね。左側は30m切れており落ちたら死ぬ。途中で左に抜けていくと思われる巻き道が2か所ありました。ロープが伸びていましたが、私はそのまま進みました。やがて右の壁が無くなったと思ったら、50m位すっぱりと切れ落ちています。すごい掘り方をしたものです。集積場に切った石が30本位立ててある所を過ぎると山頂稜線上に出ます。
二重山稜になっており、反対側から一般道を来た方の話し声が聞こえます。うるさい位に続く赤テープがこちら側にあるので、樹林の中を進みます。プールで泳いだ様に汗ぐっしょりになります。
 今年3度目の山頂です。カロリーメイトを食べて寛ぎます。大休止のあと小鋸山へ向かいます。