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2010年5月10日月曜日

5月2日 唐松岳 登頂





































































晴天です、ゴンドラ駅駐車場へ車を入れます。私で最後近く、昨日の倍以上の混みようです。昨日と同様、ゴンドラとリフトで通年営業の八方池山荘前へ行き、8時15分シール登行で出発します。
この地点で標行1800m以上でしょうか。途中、唐松山荘泊りの登山者が次々と下山してきます。

小屋泊りののんびり山行も、良いものかと思います。
第3ケルンを過ぎ下の樺(しものかんば)でやや急登となります。そのまま踏み跡を登行し皆と同じ尾根筋を行きます。その時、左下を巻いて行く山スキーヤー達を見ます。このコースを知っているのでしょう。
1番目の写真、丸山手前の広い緩斜面を登って行きます。低山と違い森林限界を越えてもいるせいか、雪は真っ白です。2番目の写真、丸山を過ぎ右手の白馬三山を写します。
ここから小さく急なピークや細いやせ尾根を行くことになります。3番目の写真ピーク越しに山頂。
ここで先行した山スキーヤー達は板を履き、下へ向け滑降して行きます。これから先は細いやせ尾根で、スキーでは登行も滑降も出来ない事が解っていたのでしょう。

小ピークではスキーを担いでツボ足で登りますが、アイゼンを付けなかったため四つん這いで行きます、両方落ちてやばい感じです。後続の登山者に背中のピッケルを取ってもらい、ピークに上がってからアイゼンを付けます。

4番目の写真、主稜線近くでコースを振り返る。中央奥が丸山ケルン、そして白馬村です。道は細くなり1、5m位、踏み跡の幅は50cm位、スキーを担いでいるため疲れます。主稜線手前30m位で大休止。もう右手にすぐ近くに山頂が見えます。ここで5番目の写真、山頂すぐ下の4人いるところから滑落者が出ます。左手岩と這松の所まで25m位落ちて行きます。叫び声や「落ちたーー」「大丈夫か、戻ってこれるかー」との声がはっきりと聞こえます。しばらく見ていましたが登り下りの登山者にそんなに変化が無かったのでコースに復帰したのでしょう。


ここでトラブルです、ザックの中が水浸しなのです。ゴンドラ駅の自販機で購入したミネラルウオーターがクランボン(スキーアイゼン)に当たって穴が空いているのです。水が入ったままでも握るとくしゃくしゃ音がするほどぺらぺらですものね。
あーあ、カメラも濡れていたわけです。すぐに電池とメモリを解放します。


その場に全てを置いて、稜線へ上がると剣や立山が見えます。稜線の5m下に唐松小屋、右にものの10数分で山頂です、12時半。ああー、空荷ですと本当に楽、勝手に体が前に出て行ってくれる感じです。ほんの少し霞む展望、下まで滑降するためデポ地点へ戻ります。
焼き栗を食べた後、小ピークまで行き滑降を始めます。丸山を過ぎてからは巻いて滑って行くのですが両サイドはかなりの崖なのでコースをつなげるのに、何度も思案します。
八方池山荘近くになると昨日はつながっていたのに、今日はもう切れて這い松が出ています。10数メートルですが、その上を行きます。

山荘からはゲレンデを滑ります。ゴンドラ駅のマックでホットコーヒーを飲みます。帰りのスキー客の長い行列がゴンドラの前に出来ています。

山スキー向けの山ではありませんから、疲れました。アイゼンで登った方がずっと楽だったとは思います。

天候の関係でしたが、長かったなーー。




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