黒滝を見たい事もあり、猪ノ川渓谷を遡行して来ました。写真は手前から見た黒滝です。 国道から折木沢橋を渡り進みます。加勢未成廃林道分岐点で、道はゲート閉鎖されており、邪魔にならない所に車を停めて着替えて出発します。道の手前に「川はこちら」という標識があり四駆道を降ります。 |
入渓点です。右が四駆道で難なく入渓できます。アオサギが飛んでいきます。 |
日本川トンボです、胴体の色が美しい。シジミチョウやアゲハも飛んでいます。 |
直ぐに底が見えない深い淀になります。左岸が底が見えるので行きますが胸まで浸かります。 |
峡谷の中を進んで行きます。 |
釜が幾つかあり腰上まで浸かります。パンツは沢登り用のネオプレーンでは無く登山用の透湿性のペラペラの物で、4、5回浸かるとヤバイと思うくらい体が冷えます。林道は崖上3、40mでエスケープはできません。 |
カニは多いです。色が薄い。4cm位。 |
ナメです。幸いこの後は水に浸かる事はありませんでした。 |
見たかった黒滝に着きます。あー、良いですね。黒滝は猪ノ川に真横から落ちる滝とネットで見ていて思っていましたが、そうでは無く黒滝そのものが猪ノ川にあるのですね。滝から落ちた水は直角に左に曲がって流れていくのです。 |
滝の下からです。この地層が見物ですよね。ちなみに林道の上からは樹木もあって良く見えません。向かって右は20度位の斜面で楽々、滝の上まで登って行けます。 |
滝の上の部分です。この後、真ん中まで行ってスマホでビデオを写してから3mの2段目の滝を直登しました。 |
7、80mでこんどは左に直角に川は曲がっているのです。それまで右岸だった林道は橋で反対側に渡って今度は左岸を川沿いに走っています。 |
橋の下から石河原となります。 |
数百m進むとナメとなり、進んで行きます。 |
前に林道の橋が見え、真っ直ぐ行く物と思ってましたら、左側に高さ6m位の大きな川廻しのトンネルが現れます。ここで岩盤の上で遅い朝食に、ミニストップの店制作のおにぎりを食べます。お店で作ったおにぎりは美味しい。食後、木の所から林道に上がります。川廻しのトンネルから川は物凄く大きく蛇行してるのです。林道は真っ直ぐ短距離でつないでいますから。 |
高さ6m、幅8m位の大きなトンネルです。 |
しばらく行くとクレーン車がありました。土曜なので休工でしょうか。川面の工事ですね。 |
更に進むとトンネルが3つ並んでいます。真ん中が林道のトンネル。左下が川廻しのトンネルで直ぐに右側に曲がっています。林道の下を通っているのです。右側の川廻しのトンネルはとても大きく高さ10m以上、幅も8mはあります。 |
右の林道のトンネルを出てから写した川廻しのトンネルです。5角形のオーストリア式ですね。 |
更に進みますと、林道のトンネルの中に鹿が座っているのです。声を出したり口笛を吹いても動きません。仕方ないので進んで行きますと、立ち上がってゆっくりと進み、また立ち止まります。なかなか行こうとしないのです。写真を数枚撮りましたが、馬鹿チョンコンデジではうまく写りませんでした。 |
更に私が進むとよろよろと河原に降りて逃げて行きました。普通、鹿は人を見ると全速で逃げて行くじゃないですか。腹が膨れていて出産間近だったのではないでしょうか。この後も数回鹿を見ました。 この後は川は複雑に蛇行し、川廻しのトンネルは林道の下に幾つかありました。林道と並行する川は、石がゴロゴロして渓谷では無く、特徴も無いので、川から上がって林道を進みます。 |
平らだったのがジグを切って登りになると郷台の東大作業所に着きます。古い平屋の昔の山中の小学校といった趣きです。100m四方の畑があって杉苗を育てています。 作業所から林道は舗装となり大型トラックが通行できる立派な道となります。清澄寺に続く関東ふれあいの道に続くはずです。 |
しばらく進むと杉造林の伐採跡地が。このせいもあるのか。 更に進むと進行方向とは反対側に進む未舗装林道があり、地図を見ると稜線上を進んでいます。この前の土沢の登り上げ地点に近づけるかもと思い進んで行きます。途中「橋の沢林道」との標識がありました。そこから「相の沢歩道」標識もありましたが道は消失しています。 |
やがて林道は崩落廃道となります。ここまでは整備されていますが。これを500m進むとキンダン川です。 |
林道を進み車の停車位置まで来ると「かずさの森」が営業してるせいかゲートは開いていました。 着ている時は感じませんが、ウエアを脱ぐと汗臭さが凄い。14時ちょっと過ぎでしたので、着替えて東京へ戻りました。 |
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