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2021年8月1日日曜日

四郎治沢源頭部まで遡行 7月31日


房総丘陵の最深部とも云える四郎治沢を源頭まで遡行しました。346mピークが源頭である事を確認しました。写真は中間のナメの部分です。
腰上までの釜が1つ、後は膝上位です。
上流部は蛇腹の様な蛇行が長く続き、時間もかかり景色も単調で嫌になりました。土沢の最上部と同じ位置で稜線に上がった方が良いですね。



何時もの片倉ダムの所の道の駅に車中で前泊します。ここは隣にコンビニのミニストップがあり、朝6時からですのでコーヒーを頂いたり、ここのお店で作るおにぎりを買い求める等、重宝しています。
車のトラブルがあって時間がかかります。国道から小仁田林道へ入り、前回入渓して降った橋の所から入渓と思い橋を渡った所の退避所で車を停めますが、スズメバチがブンブン飛び回ってウインドウにも体当たりしてきます。
橋の反対側にも待避所があったので戻りますが、ここも同じで更に何匹も来ます。車の色が黒なのも影響するのでしょうか。何匹も纏わりつきます。見ると顔がスズメバチとは違います。
30分ほど待つといなくなったので、着替えて出発します。ここでヒル除けの飽和食塩水を忘れた事に気づきます。


橋から80m下流の杉造林から入渓します。認識はしていましたが、ここでヒル2匹がつきます。はがして水たまりに入れると、慌てて上がってきます。



遡上を開始して直ぐに有名なトンネルとなります。やや深いですが、へつって行けば楽勝でした。


出てからです。中もへつれば楽勝、何の問題もありません。
皆さん川廻しのトンネルと言いますが、上から直線で来てるので木材搬出のために掘ったんでしょうね。


渓流が続き沢音も心地よく、直射日光が当たらないので快適な遡行が続きます。



ここら辺まではナメもあって広いし、快適です。



やがてゴーロ帯が続きます。鹿が多く5分おき位に出会います。ゴーロが玉石位に小さくなった所で足を見ると、ヒルが何匹も付いています。
山の土の上では何度もありますが、川の中では初めてです。鹿がこれほど多いと仕方がないかと思いました。
1匹はズボンとスパッツの間から入ろうとして、必死に動いています。本能なのでしょうねー。
その後もヒルに付かれましたが、ピチピチにきつい沢用スパッツでは中に入れず、実害は0でした。これがゆるゆるの登山用では、オールフリーで中に入られでしょうね。



底が見えない深い釜。ドボンかなと思いましたが左をヘつると腰上で済みました。後も膝上が3回位でしたね。

隣の土沢と同じ位の位置から、蛇腹の様な蛇行が嫌という程続きます。幾つもの分岐は水の流れの多い本流へ行きます。迷う事はありませんでした。


最後の倒木帯を越えると土砂で埋まっています。


ヤマップのログです。エクスペリアを機内モードにしておいたのですが、ポケットの中で解除されたり他のアプリが立ち上がったりで、電力を消費して40%以下になったので、引き返し地点からスタミナモードにしましたので、その後は直線になっていますね。左の土沢を過ぎた辺りから、滅茶苦茶な蛇行となっているのが解ると思います。


土砂で埋まった部分を越えると狭いV字渓谷となり、先に源頭への突き上げが見えます。


幅50cm位となりちょろちょろと水の流れる岩盤を登り上げていきます。この辺Goproがをメットに付けてれば、良い映像が撮れたでしょうね。
滑り台の様になりひっかかりもありません。四つん這いで行きますが、稜線手前で落ちると次の世となり、あっちょっと(大幅にか)まずいなと思い右の草付きに逃げますが足を付けると草ごと落ちていきます。
つかまる物が何も無いので、熊の様に両手両足をべったり付けて4m右の樹林帯に逃げ込みます。

落ちずに樹林帯へ入りました。樹林帯なら垂直でも大丈夫です、ほっと一息。
登って行きますが急斜面はきつい、この日初めて休憩を入れます。
木につかまりながら上がっていくと、稜線手前15m位で道に当たります。


稜線を突き上げれば道があるとは、他の方のブログでも拝見してましたが、この346mピークの、ほんとうの源頭では無いようです。


道を右に数十m行くと標識がありました。この道は四郎治林道との事。ログを見て下さい、265mピークを通過して反対側の小櫃川に降りて行く道です。
この標識地点から180度反転して上に登って行く道は山椒沢林道との表示があります。同時右手にトンネルが見えています。


短いトンネルは抜けると右に道は続いています。進みますと直ぐに虎ロープが張ってあります。行くなという事でしょうが進みます。道は荒れていますが進みます。


ほんとうにあっと思う結果で、前回ブログの橋の沢林道の終点です。
他の方のブログでこのピークを巻くと道があるとの事、左上にピンクテープも見えています。

入りますが、道というか痩せ尾根です。テープや標識は一切ありません。
土沢源頭の小仁田歩道へは左かも知れませんが、真っ直ぐの痩せ尾根を行きます。

やがて稜線は凄い崖を降ります。ヤマップでは四郎治沢に降りる事になります。崖で降下に手こずるかもしれません。降りて小仁田歩道への登りがあるのかも知れませんが。小仁田歩道へは500mも無いですが、この時点で14時20分です。突破や探索に時間がかかると日没になってしまいます。冒険の時間は終了です。橋の沢林道まで戻ります。

橋の沢林道から、郷台林道、猪ノ川林道とつないで折木沢に降りるか。清澄寺へ行ってバスで七里川温泉までバスで行くか思案しましたが、前者をとる事にします。
橋の沢林道を歩いて足を見ると、何とヒルが。ダンプ林道でヒルが付くなんて、もー勘弁してくれよという感じです。

自然林の林道は直射日光が当たらず快適でした。途中前回の黒滝も林道からビュースポットを確認します。国道へ出て歩いて小仁田林道へ、ウエアが汗臭いーー。更に四郎治沢にかかる橋まで歩きました。長かったですねーー、久し振りの長距離。
18時10分、車に着きました。着替えて保田の常宿へ向かいました。

いろいろあって今日も面白い1日でした。ヒルは凄かった、40匹位剥がしました。




 

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