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2021年3月6日土曜日

3月5日 キンダン川 

房総半島、千葉県道81号線にある「キンダン川」を遡行して来ました。苔の緑の回廊で圧巻、素晴らしかったです。何故、有名にならないのかと思います。沢装備は持たない私は登山装備で行きました。当然、登山靴です。

ネットでよくみる札郷(ふだごう)トンネル先の階段からではなく、地元の方に聞いた白岩橋から行きました。白岩温泉から行って白岩橋を渡ると左に旧道があり、そこに車を停めて着替えて出発します。橋を戻って150m行くとカーブミラーがあり、そこから小櫃(おびつ)川に入ります。小櫃川は浅いナメの感じで、岸を進みます。

小櫃川に降りて右(下流)に150m程進むとキンダン川入り口となり、入っていきます。
キンダン川に入ってからは、玉砂利がほとんで足元が悪く歩きづらいです。倒木帯が幾つかあって乗り越えて行きます。気温も低くは無く、U字谷なので湿度も高いのでしょうか、たまらずアウターを脱ぎ、毛のベースレイヤー1枚とします。


川廻しのトンネルを過ぎると川は伏流になります。今は砂利で覆われていますが、当時は水田に利用していたのでしょうか。地図ではこの近くに湯が滝廃集落がありますし。

1時間ちょっと歩いたのでしょうか。同じ様な景色が延々と続き、嫌になるころネットで見た分岐に着きます。

ネットでここは右岸(進行方向左)に進むと解っていましたので、左手に進みます。
右手の沢も面白そうです。

ところが左手に50m進むと、また分岐があるのです。これは事前情報が無かったので、「えーーっ」と思いましたが感じで左手に進みます。正解でしばらく進むと苔のゴルジュ帯に到着します。分岐は全て右岸、上流に向かって左側です。到着と同時に雨が降り出し、アウターとフードをかぶります。

何万年もかかって浸食されたのでしょうか。両側も川床も岩盤です。まあ見事です、「来てよかった」と思える場所です。

長さ20m程でしょうか、函となり深さ30cm位。じゃぶじゃぶ行きます。ここで登山靴は水浸しとなります。水は温く、冷たさは全く感じませんでした。水の中を歩くのは、ここだけでしたね。

素晴らしい苔のゴルジュは続きます、見事です。ナメの部分はビブラムソールの登山靴では滑ります。ソロリソロリと慎重に進みましたが4度程手をつきました。チェーンスパイクができればあった方が良いでしょうね。

そして岩峰の状態になった分岐に着きます。垂直に近い壁で迫力でしたねー。ここも左手へですが、右手の支流も面白そうです。


素晴らしいゴルジュは延々と続きます。雨天でしたが、晴天ですと景色はちがうのでしょうか。
写真をとりまくります。水深はほとんど10cm程で、溜りで深い所でも1m位でしょうか。落ちたら危ないという所は無かったです。


幅2m程の最狭部分を通過します。これは、やばいなーと感じる危険個所は私にはありませんでした。東大演習林で天然林だったのが、右岸に杉造林が見えてくると終点です。ピンクテープが巻かれ小さな木の標識があります。崖の急斜面を上に登って行きます。

この先も面白そうなのですが、1年ちょっと前の他の方のブログを拝見しますと、倒木でダム状態になってる所を水に入って進むと下は泥で胸まで浸かり、慌てて岸に上がって脇の細い流れを林道に向かったとあります。
そのせいで急遽、ここに上がり口が付けられたのでしょうか。


ここからの登りがきついです、結構登ります。ピンクテープはしっかりとあり、ロープもあります。進んで行くとせん道に出ます。


川から上って、下の川を見下ろしたところです。

川から上がって四方木集落まで結構あります。他の方のブログにもありましたが50m四方の平らになっている杉造林の左側で道が消えます。20m戻ると平らな所の向こう側に真新しい墓が見えます。行きますとコンクリの歩道が下に向かっていますので進みます。直ぐに左手に人家が見え、その横を進みますと県道に、「よもぎの郷」という介護保険施設に出ます。一息入れて県道を歩いて白岩橋まで戻ります。3時間ちょっとでした。 

「また行きたい」と思う素敵な所でした。


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