最初のお堂、隣は人が住んで売店も営業中 |
表参道中腹 |
和光門、圧雪で登りづらい。敬慎院はすぐです。 |
お約束の山門からの富士 |
山門から敬慎院 |
山頂、積雪30cm気温氷点下7、8度か |
奥の院、隣は宿泊所 |
降りて直ぐの分岐点で横須賀からの宿泊女性を見送る |
笊ガ岳 |
北参道中腹の休憩所と落ち葉 |
それは暖かい時の話しで、2月は人一人どころか犬一匹も居なかった。渇きと空腹の中を登りました。
高曇りの下、山頂からの笊ガ岳の双二峰が急峻であり強烈な印象でした。
今回はコンビニで水食料を購入持参しました、カムエク以来4ヶ月近い登山です。
8時20分表参道から出発、直ぐに単独高齢者2名や10人程の家族連れを抜く。皆宿泊との事。
快晴で暑く、アウターを脱ぎ毛のインナー1枚となる。
中腹から積雪となり11時20分敬慎院着。数人が除雪や何かを燃やして準備をしている。流石に寒くアウターを着用します。
お約束の山門から富士を写します。敬慎院南側に荷揚げの索道施設があり、そこから車で荷を運ぶため林道はきれいに除雪されています。
立て札が立っており七面山へ向かう。前回同様踏み跡があり辿って行く、積雪は30cm以上。敬慎院からは山スキーの世界です。山頂手前は急斜面の林ですが、それまでは夏は林道の様な感じです。杉の造林ですし。
雪の上を歩くには平気ですが、ちょっと潜る様になると夏靴は指先が冷たい。トレースがあっても滑ったり少し沈み込んだりで、夏道よりは時間がかかります。バテバテになり立ち止まり小休止を繰り返します。
ガレを見て急になっていきます、山頂手前は「こんなに急だったけ」と思いながらです。ツガ等で眺望の無い樹林の中を登りきると山頂です、13時ちょうど。人為的でしょうか直径30m程、木はありません。
直ぐに方位盤の上に座り昼食とします。寒いと渇きと空腹感は感じが低下します、でも水や食料はどんどん入っていきます。
一息ついた後、写真を写しますが、山頂は樹木に囲まれて眺望は完全に無く、樹木が繁茂したのでしょう前回は見えた笊ガ岳は見えず本当にがっかりです。それだけを楽しみにしていたのに。
笊は人里からは見えず、特定極少数の山に登らなければ見る事が出来ないのです。
15分程の休憩後、下山します。降りは楽で早い、14時敬慎院へ戻ります。ここで男性二人連れに奥の院を尋ねると往復で40分程との事で、日暮れても良いと考え伺うことにします。
除雪された林道を降っていきます、軽トラも走っています。20分程で奥の院に、途中の大木は400m離れているので見送ります。やはり余裕を持って早出が大事とは痛感します。
奥の院の隣が宿泊所で今日は70名との事、ちなみに1名5千円です。院の手前に巨石があります。
当初往復と思っていましたが、院の方に尋ねると北参道は道は明確との事で北参道を降りることにします。
奥の院横から緩やかに降り、直ぐに早川との分岐点になり尾根沿いに早川では無く真っ直ぐ北に進みます。ここで横須賀から毎年年越しに来ているという女性と会います、「北参道の方が登り易く利用している」との事で、その後も3組の宿泊者と行き交います。
電信柱が併設された伐採道だったと思われる道を緩やかに降って行くと、何と樹間から布引山と笊ガ岳が見えます。ただ前回山頂からの様に双二峰の大笊は見えません、前の山があり全貌とはいきませんが中腹まで見ながら降って行く事になりました。
中腹で斜面の東側を行く様になるとお別れです。北参道は広葉樹が3分の1程有り、杉造林も間伐採が進んで常時樹林越しに眺望があり、緩やかでもあり、とても良かったです。
半分以上降って坊の横に山梨天然記念物の樹齢800年の栃の木があり写真を写します。
表参道は杉造林で陽が入らないせいか中腹は凍っていたのですが、北参道は陽が入るせいか凍ってはいませんでした。持参しましたが、登り降り共アイゼンは使用しませんでした。
九十九折となって間伐採の進んだ明るい斜面を降りていくと暗くなってきます、小学校の緑の屋根が見える様になってからが長かったですね。
急斜面を九十九折に降りて17時、暗い中に町のドボルザークの交響曲第9番ホ短調第2楽章が流れます。お墓と神通坊を通って17時10分下山、早川南小学校の所です。何とかヘッデンは使いませんでした。ネットで北参道が解らなかったともありましたが、目立つ標識はないですからね。
小学校の道を挟んで反対側の神通坊が北参道の入り口です、北参道はお奨めです。
タクシーで表参道へ戻ろうと思いましたが、会社には誰も居ませんので隣の駐在所で尋ねますと電話してくれて俵屋交通の社長さんに運転して頂き表参道へ戻ります。1380円でした。
俵屋旅館も経営されていて、北参道利用は旅館の駐車場に声かけしてもらえば置いて良いとの事です。
着替えて愛車で東京の自宅までかっとびました、大晦日の中央道はガラガラでした。
普段全く運動は無いので、「65歳のエベレスト」の渡辺さんの様に月に2度は山に登ろうとは思います。
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