こんな感じで渡渉しながら登っていく |
最初左岸を進み、直ぐに渡渉が始まります。先行者の赤いザックが目立ちます、やがて300m位の幅となります。右に行きます、石を2つ積んでるマーキングが頼りです。
先行者は沢登り経験豊富な様でどんどん進んでいきます。三俣下で幕営者が1人、スピッツの様な犬を同伴「カムエクとコイカクを登った犬っていないんじゃないでしょうか」との言動。
三俣手前でカールで幕営での下山者1人と会う。
この頃から雨が落ちだす、例の4本の赤テープを横断する頃から土砂降りに。濡れ鼠となります、例のトムラウシから低体温症の不安を覚えます。
カムエクが見えるが上部は雲に |
三俣の先行者とカール泊での下山者 |
カール手前で急な沢を渡って行きます、反対側にも道があって「こっちにも道があるぞー」との呼び掛けにも「こっちだ」との返答。
三俣からは左へ左へと進んで行きます、滝横の巻き道を登りきると草原となります。カール手前からガスで視界は無くなります。
草原の中を進んで慰霊碑に着きます、9時過ぎ。
テント2張り、職業ガイドで3度目との事。今回はプライベートだが「今日は強風とガスで停滞している 、明日もあるので」との事。
先行者は私の「やめた方が良いのではないのか」との事に「俺は行く」と進んで行きます。
個人の自由ですが、ガイドの「この風では危険だ、それに何も見えないのに行ってもしょうがない」と、私も全く同意見です。
後1時間半で山頂ですが、行っても仕方ない。やっつけ登山です。
中止して帰る事にします、山の神様が「また来いよ」と言っているのでしょう。
土砂降りの中で何度も尻餅で降りて行きます。三俣を過ぎるとカンカン照りとなります。
濡れたカッパをザックの後ろにつけて乾かしながら下山します。
14時、八の沢。テントを撤収しヒュッテへ向かいます。
予備食料があればもう1泊して翌日再挑戦したのですが、雨の事は全く考えていませんでした。反省、他の方々のブログで晴天しか見ていませんでしたので。
帰りにカール下から沢を |
帰りは三俣手前になるとカンカン照りに |
例の浅瀬を400m進むと登山者が、「すいません道を教えて下さい」と泣きそうな単独男性。「このまま進むと左が八の沢のテンバ」と教えてあげます。
下山中、7名位の若い男性達とすれ違います。やはりカムエクは人気で毎日数名の登山者があるようです。
最後の札内川の渡渉を終えて林道へ、この2時間の林道歩きは流石に嫌になります。自転車を用意出来る方は最善かと思います。
札内ヒュッテ前で着替えて下山を記入後、中札内へ向かいます。給油で「入浴できる所は無いか」と尋ねると「無い、広尾か帯広となる」との事。ほんとうは広尾側に15分走ると虫類の道の駅にナウマン温泉があったのですが。
帯広に向かいます、水光の湯で入浴。音更町の道の駅に停車、500mの所にステーキチェーンがあり伺います。
熱々のステーキと生ビールは美味しい、4杯を美味しく頂きました。
17時間行動していたのですから、喉もカラカラですよね。
このステーキ屋さんは大正解でした、美味しかったーー。
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