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2008年3月23日日曜日

3月22日 岩菅山 撤退












22日、旧道から奥志賀の岩菅山へ登りました。当初一般的な一の瀬の寺子屋からと考えていましたが、前日ブログで旧道からの方が早いとあるのを見て予定を変更しました。

奥志賀ゴンドラの所から旧道へ入る予定でしたが、除雪もされてなく標識もないので、そのまま新道を歩いてプリンス南館まで行ってしまいました。この1時間ちょっとのアルバイトが手前で撤退になってしまったのですが。

旧道取り付き地点10時10分。大曲の所で小さな沢状になっています。しばらくして支尾根筋に上がり後はこの支尾根筋を一直線です。すぐに北アルプスが青白い屏風の様に見えてきます。(5番目の写真)快晴無風で下着だけで登行します。雪もしまり快調に進みます。でも写真3番目の行程中間手前の小さな広場様の所まで2時間を要しました。

ここから先斜度がややきつくなった所から一転して最悪の雪になります。重い湿雪で25cm位のラッセルとなり全然進みません。板も磁石で雪面に吸いつけられている様で脚に負担が掛かります。

シールに団子雪の様となり、それでも登行していたのですが、15cm位の高下駄となってしまい、たまらず板をはずして雪を払いシールワックスを塗ります。日光で雪は融けるもののシール面には氷状となって付いています。

例によってTLT(金具)もはずれます。先日の黒姫では40回位はずれましたが、今日も30回位はずれました。悪雪では金具やブーツに薄く雪が氷着する。板を水平にしなければ装着し難い等の競合条件が重なるせいか、10数回試みてやっとはまります。

斜度があっても無木立で雪面が整っているとジグを切って登行出来るのですが、木がびっしりはえている状態ですと雪面におう突や小さな段差があり、行ける所を探して入っていく感じで時間を喰います。
雪はさらに悪く、踏み出すと踏み出した分だけズリ落ちてしまい、ニッチもサッチモいかなる状態です。
繰り返し登行を重ね少しづつ高度を稼ぎます。

500mlペットボトルは空になり雪を口に放り込みながら汗だくで登行しますが、時間を喰うばかりであせります。

高度1930mを越えたあたりで斜度もあり高度を稼げないのでスキーをデポし輪カンを装着します。が、30cm程もぐり、深い所では腰まで入ってしまいます。これじゃスキーの方が良かったかなーと思いますが、とにかく行きます。頂上手前近くになると浅間山が見えてきました(2番目の写真)。
が、じきに14時48分。あと150m位とは思うのですが撤退を決めました。1番上の写真です、4番目は振り向きざまの焼額山越しの妙高です。
未練があって延ばしましたが、帰りに何があるか解らない雪山では最初の黒姫で会ったアベックの様に14時を撤退期限とするのが良いのかとも思います。
斜度があるため輪カンのまま4、5m落ちる様なことも何度かあり、すぐにデポ地点まで戻りました。スキーに履き替えますが、木が多く間をぬって斜滑降やボーゲン行くため時間がかかり、快適なスキー滑降というわけにはいきません。トレース跡を見失わない様にして下山、下の沢の部分は融けて跡が消えていたため、GPSで確認して上の支尾根筋を行き取り付き地点の100m程奥志賀寄りの旧道に降りました。10m程の崖になっており板を投げて木に掴りながらおりました、16時48分。そこから旧道をプリンス南館まで板を担いで歩きました。時々立ち止まっては休みを繰り返し17時50分南館へ。
こんなに難儀するとは思ってなかったので菓子パン2つでしたので渇きと空腹は結構なものでした。
宿泊予定の一ノ瀬のサンモリッツ志賀に電話すると迎えに来てくれるというのでゴンドラ2の所で待つとワゴン車でホテルへ。チェックインすると18時10分。「もう食事は始まってますから」との督促もあり地下のロッカールームへ板と靴を納め、部屋で着替えてレストランへ。ビールの旨いこと。
ガイドブック等で寺子屋から行き、今日のコースへ滑り降りるコースが紹介されてますが、結構な距離があり、また今日のコースは木が多くスキー滑降は出来ません。歩いて降りると同じ時間を喰ってしまいます。この山へのスキーでの登行はお勧めできません。私も、またスキー登行する気はありません、無雪季にまた登ります。






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