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2014年4月14日月曜日

4月13日 猿ガ馬場山 登頂

稜線到達点から帰雲山

稜線到達点から振り返る。帰りは最高のツリーラン
 朝4時起床、上平道の駅から白川の荻町を抜けた所にある「おだまき駐車場」へ向かいます。ここは村営でしょうが24時間フリーです。
着替えの最中ファミリーカーで女性単独が来ます。
5時先発して林道を進みます、雪は無く板が重い。前日の深酒で体調最悪、20分ほどで
道端で腰掛けていると先程の女性が50L位のザックで来ます。「テントが入ってるのか」と聞くと「嫌、入っていない。遭難の時困るから」との答え。女性単独ですから山ズレしきっている感じです、「酒臭い」と言われます。

10分位休んで少し歩きますが具合が悪い。頭は痛くないのですが疲労感強く、体が動かない。
山頂でのGPS

山頂から人形山方面

山頂から北アでしょうか

山頂から笈ガ岳

山頂から来し方を

最初のスノーブリッジ

ブリッジ手前の不法投棄車両とケーブルの鉄柱


















また直ぐ、去年の落ち葉が枯葉となって積もっている林道の上に突っ伏して30分以上ブッタおれ休憩します。

何とか持ち直し、雪渓に着くとシールを貼ってスキー登行としますが、雪が硬くシールが効かない所もあってクランポン(スキーアイゼン)を付けます。
林道を巻いて30人位のツアーが行きます。
続いて山スキーの4人組。

クランポンを付けていても効かず、まっすぐ後ろに下がってしまい難儀します。
とにかく体調悪く、また30分程休みます。

時間は充分あるし、行ける所まででも良いと思いのんびり進みます。

沢から林道に上がり平坦な道を進むと帰雲山への取り付きです。先行者達はここを行った足跡があります。
別に林道を真っ直ぐ進んだ谷を詰めるコースにも昨日のものと思われる2名の足跡が。

ネットではこちらの方が帰雲山を経由しない分早いとありましたので、こちらを進みます。
ちなみに帰雲山は去年行っています。

ほとんど平らな林道を進みます。
やがて小さなブルドーザーとブルーシートで巻かれた軽四駆、全壊の軽トラが林道脇に放棄されています。そこは土砂が崩れてきていています。そのまま行くかスキーを脱ぐかで思案しているとIPhone5Sを見つけ拾得します。心当たりの方は連絡下さい。A1429モデルです。ツイート拡散済みです。

更に林道を進むと、また軽トラが放棄されています。不法投棄です、所有者が責任を持って処分して欲しいものです。
ここからスノーブリッジで右岸へ渡ります。もう直ぐ落ちそうですが川は平らで深さ10cm程で、落ちても何ともないと思います。
この直ぐ上に砂防ダムがあります。林道沿いに続いていた4mの鉄柱に掛けられたケーブルも右岸に続きます。電話線なのでしょうか、帰雲山への稜線コースには電話関連の施設がありましたものね。

しばらく進むとケーブルは90度曲がり帰雲山稜線へと延びて行きます。足跡もまた左岸へ渡ります。片側は崖でそうしないとならない地形です。とにかく谷川沿いを一直線に登りきる感じです。

直ぐに川はなくなります、そこからブナ林を帰雲山から猿ガ馬場山への稜線へ登って行きます。そんなに急な所はありません、むしろ帰雲山への稜線取り付きの方がはるかに急な感じです。散々休んで11時37分、帰雲山下に取り付きます。
この稜線から谷へのコースが帰りのスキーでは最高でしたね。

ここの標高が1600m、猿ガ馬場山は1870mですから緩い登りの稜線を進んでいく事になります。

稜線を進むと朝の単独女性が下山してきます。神奈川からで日本300名山を目指し今260ちょいとの事。

更にスキー4人組が降りて来ます。「女性が朝会って、今頃は酒が抜けているんじゃないかと言ってましたよ」と言われてしまいます。

全然抜けて無くて、良くありません。食欲も排便も無く、何も食べる事が出来ません。

シール登行も普段全く使わない筋肉ですから1年ぶりはこたえます。10m進んでは休みを繰り返して進みます。山頂手前800m位から、今までブナと岳樺だけだったのがツガの純林となります。ここで団体ツアーと行き交います、皆老人です。
苦しみながら山頂へ13時14分到着します。
直径100m程の雪原、薄曇の中眺望は360度です。樹木に表示が無いか探しましたがありませんでした。GPSが山頂を表示しています。

シールをはがし滑走の準備をしますが、寒くて全開だったアウターのベンチレーションを閉めます。写真をとったあと13時37分山頂を後に滑走を始めます。
ツガの中を足跡を確認しながら滑ります、やはりスキーは快適です。15分で帰雲山手前のドロップポイントへ、GPSで確認します。

ここから最高のブナの中の滑りです、直ぐに谷川の現れる地点へ。そこから片斜面ですが
右岸へ渡り砂防ダムの所へ。
ここでやっと今日始めての食べ物バナナを食します。スノーブリッジを渡り、林道を一直線。帰雲山の取り付きを過ぎ林道から沢筋へ、ここになると倒木と落ちた枝をかわしながら滑っていきます。14時37分雪渓終端へ、写真や食事を除けば35分の滑走でしょうか。後はスキーを担いで林道を駐車場まで歩きます、春の日差しを浴びながら。

荻町の中の村営施設で入浴、白人が3人入ってきましたが併設宿泊施設では宿泊は全て外人との事でした。17時東京へ愛車で出発しました。小仏トンネルまでは快調にとばせたのですが、首都高工事渋滞で自宅着は23時でした。

猿ガ馬場山は登山口近くに呑み処があるという、日本でも稀な山で私には今までで一番大変な山となりました。一昨年激しい降雪で、去年時間切れで帰雲山で中止。その他に去年は2回、先月3回登山口近くまで行きながら、呑み過ぎで起きられず登らずに帰りました。








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