北岳方面 |
北沢峠への林道、稜線から常時見えました |
栗沢手前のライチョウ、 |
地図やガイドブックのほとんどがアサヨ峰と表示されていますが、私が10年前に購入した山渓の地図には浅夜峰とあり、漢字表記では浅夜峰だった事を登山前に知ります。
山名や地名も時代によってどんどん変わっていくのでしょうね。
グーグルでは近くの鋸岳が鋸山になっています。
首都高事故や駐車場が解らず、前日23時半に芦安駐車場着。朝5時10分広河原行のバスで出ます。ハイシーズンですので時刻表は5時半ですが、大型バス10台位が5時前からイケイケの出発です。広河原から北沢峠へも6時50分出発が3台で6時20分の出発です。
林道から千丈、甲斐駒が見え運転手が「山が見えるのは久し振りです」という。
長兵衛小屋でコーヒーとほんとに小さなアップルパイを山岳料金で頂き、仙水小屋へ向け7時に出ます。
テン場には50張り以上のテントが賑やかです。橋を渡ると左が仙水峠へ、右が栗沢山への道です。
10年前に仙水峠経由で甲斐駒登頂を思い出します。
しらびそ系の林で登りとなり高度を上げて行きます。ガスの中、ヒンヤリとしているのですが湿度が高いせいか汗ぐっしょりとなり喘ぎます。
急な尾根筋を直登の感じで、先月から簡単で平らな山ばかり続いたので、体調も良くはないせいかとてもキツイです。
2030mの北沢峠から2714mの栗沢山まで標高差700mありますからね。
やがてしらびその林から劇的な感じで眺望が広がるハイ松帯となります。ハイ松から岩稜となると目の前3mにライチョウの雄が現れ写真を写しまくります。羽ばたくと半分は冬毛の鮮やかな白です。
栗沢山を振り返る |
バナナと焼き栗の軽食の休憩にします。アサヨ峰への稜線と南側下の林道にバスが走っているのは見えますが、遠望はガスで全くダメです。
岩の稜線の奥にアサヨ峰、きつい |
他の方のネットでもありましたが、いったん下がっての岩稜の登りで結構キツイです。
稜線上からは下の林道や少しだけの青空も見えていたのですが、山頂に到着するとガスで眺望は全く無くなります。
飯田市からの先着3名、栗沢からの3名もやがて到着します。
当初、そのまま稜線を進み早川尾根小屋を過ぎて広河原へ降りる予定でしたが、このガスでは少しでも早く降りたいので戻る事にしました。
栗沢山への登り返しがとてもキツイ。アサヨ峰へ向かう登山者数名と行き交います。
山梨百名山をやっているという方が結構多いですよね。
栗沢山頂でノビていると雨が落ちてきてこの日2回目のカッパを着こみます。
皆、急いで下山にかかります。雨の中、急下降は歩きずらく先行者が幾度か転びます。雨はすぐに止みカッパを脱ぎます。
同時に遠くから雷鳴が轟きます。
樹林帯へ入ると歩きやすく、また楽になり、ぐんぐんと休憩もせず仙水小屋に着きます。14時、テン場は100張り以上でさすがに南アルプスのハイシーズンです。
山岳部系でしょうか、若い方ばかりで、爺婆ばかりの他の山とは正反対です。
今回は失策で食料をほとんど持たなかったので、疲労感も一段と強かったのでしょうか。
仙水小屋から北沢峠へのほんの少しの登りでも足が上がらなく、休み休み向かいます。
14時50分の臨時バスで広河原に戻ります。
ところで私も知りませんでしたが最終バスは15時半で、乗り遅れて戸台から飯田市へ出て甲府戻る方もいるそうです。
更にバスで芦安駐車場へ戻り併設の浴場で入浴後、食事は出せないと云われたので街道沿いの南プス食堂でとんかつの(山を上がった後は肉が食べたい)食事後、渋滞の中央道を東京へ戻りました。
ガスの山頂 |
栗沢山頂 |
しらびその急登を抜けるとハイ松の栗沢山頂方面が |
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