主稜線雪割れ、厚さ15m以上あります。奥は大岳 |
青雲岳から手前が雪の砂漠と云われる藤平山への稜線、最奥が 平が岳から中ノ岳、八海山の稜線。 |
5回目で山頂へ。360度の素敵な眺望で変化もあり大変にお薦めの山です。
前日、小出IC手前の大和PAで車中泊。4時半起きで二分へ向かいます、途中セブンイレブンで食糧調達。
252号から二分へ向かう栃尾方面への交差点はは何時も間違ったのかと思うほど走ります。とばして二分へ行きますと先々週の通行止めが何と解除されています。
1車線ぎりぎりの舗装された林道を猿倉橋へ。ガードレールこそ張られていないものの、落石はきれいに除去され崩落点には厚い鉄板が置かれています。
往復1時間以上の短縮です。
5時45分、下は冬ズボン、上は夏服1枚で出発します。強風に備え冬用アウターは持参します、夏用の薄いカッパでは寒さへの対応は出来ないからです。
風が鳴って寒いくらいです、高曇りの中を行きますが先々週は雪山だったのに、今日は完全な夏山です。最初から夏道です。
青雲岳から大岳、雪の上に少し見えるのは山頂標識。 |
踏み跡と赤テープ等を注意深く何度も確認し、時折GPSを見て辺りを窺いながら進む雪山と全く違い、夏道は考える事もなく進んで行きます。
何度も立ち止まって確認したブナ林の緩斜面も全く雪は無く、残雪時の赤テープが30m離れた所にあったりします。
雪に埋もれていた水場も出ていて、冷たい雪解け水で喉を潤します。
水場で山菜取り2名と会います、虫が凄いとの事。確かにそうですが、アブもそうですが歩いている時は何とも無いのですよね。
山頂から雪の砂漠と云われる藤平山へ続く稜線、すぐ下まで 大原スキー場から3回程来ました。左下がスキー場になります。 |
山頂。今日は日本手拭を巻いて、麦藁帽子は風で吹き飛ばされて しまった。手前の新潟女性にいちごを頂く。 |
今日は麦藁帽子と日本手拭で覆面スタイルです。日焼け虫よけに、これは良い。
写真を撮りながらのんびり進みます、夏道は楽です。中間地点の標高1,100mを過ぎると風が強くなり冬用アウターを着ます。
7時40分、コンビニ弁当の朝食とします。
単独2名が登っていきます。
標高1,250mを過ぎると強風となりアウターのベンチレートのジッパーを閉めます。
ここから残雪で溶けているので歩きづらい。
山頂から浅草岳、先月5月4日にスキーで登った時は真っ白だったのに。 |
1,300mを過ぎると烈風となり、顎紐で結んでいた麦藁帽子も飛ばされてしまいます。
ところが1,350mになると、風はぴたりと止んでしまいます。
残雪を進み稜線手前の藪の中の夏道で見事なカタクリの花々が迎えてくれます。
主稜線の雪田の上は縮んでいますが厚さ15m以上あり見事です。
稜線を行き先々週の撤退地点へ。稜線も合流点の雪田と青雲岳を除いて夏道となっています。
この間も大岳経由で登山者が続々と上がって来ます。青雲岳を越して守門山頂10時40分。
360度の眺望、浅草岳や平ヶ岳から八海山への山並みも見え、それ
は素敵でした。アボガドのサラダを頂き、登頂の方々と歓談し40分程寛ぎます。
眺望は大変に宜しいのですが空が
青くなく写真は綺麗ではないですね。
猿倉橋周辺には藤の花がいっぱい。 |
11時40分、下山します。写真を写し景色を楽しみ、のんびりと行きます。
稜線合流点の雪田で3時間程寛いでいるという長岡からの方と山談義になり20分以上話し込みます。
山頂でも長岡からの方がいましたが、二人共「思い立ったら直ぐ来れる山」との事です。
稜線から降りますが次々と登山者が登って来ます。好天と林道開通からでしょうか。
稜線下の残雪を過ぎ藪の中の夏道を下りますが、雪解け水で川の様になりドロドロで足場が悪くなっていますが、やがてそれも無くなり中間点まで平らな細い稜線を行きます。
12時過ぎから陽が差す様になり、とたんに気温が上がります。汗が目に入り拭う様になります。
このコースは太陽に向かって降るので眩しい、帽子があると良かったのに。
完全に雪のないブナの緩斜面、先々週はコース選定に大変でした。 |
稜線手前の見事なカタクリ |
気温が上がり暑い中を猿倉橋へ戻ると駐車場はいっぱいでした。
下山最後は夏の暑さでしたが、ほとんど涼しく、やはり楽です。
昨夏の東北の山々のサウナの中を歩いている様な暑さを思い出します。
着替えて魚沼市清本にある神湯で入浴後、宿泊先の水上市に向かいました。
夏道はとても楽です、でも雪山の美しさには心惹かれます。
主稜線を青雲岳へ向かう |
守門山頂から青雲岳、登山者が向かってくる |
主稜線手前の残雪上から来た道を振り返る |
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