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2011年9月11日日曜日

9月10日 安平路山 登頂

眺望の無い畳2畳ほどの山頂



白びそ山頂というか平らな台地

避難小屋から山頂、写真スポットというか此処しか無い

小屋手前から望遠で越百山、南駒ヶ岳
 前日飯田IC手前の座光寺PAで仮泊(大型がうるさく睡眠不足)、4時半に出て大平峠を経て、すぐですが林道の舗装最終点でスポーツカーの愛車を置いて宿泊用具と30Lザックを入れた70Lザック背負い摺古木小屋へ歩きます。
悪路で有名な林道は岩石が劣化して軽石の様になった土砂なので、雨が流れると30、40cmの溝が出来てしまうのです。
前回豪雨で小屋まで行って中止した時は飯田市でレンタカーの軽トラを借りて行きました。何回かスタックしましたが4WDにすると簡単に脱出出来ました。
今日は前日に重機が入ったらしく、真新しいタイヤ痕と、きれいに平らにされています。ワゴン車なら良いでしょうが乗用ですと腹を擦ってしまうでしょう、高級車は止めた方が無難。


5時35分に歩き出して7時半、登山口の摺古木小屋に着きます。ワゴン車が2台、小屋の中に宿泊用具を置き30Lザックで下はカッパを履き出発します。いきなり急登ですが、すぐに山の片斜面を緩やかに進むようになります。途中5か所沢水があり、水はとれます。

2時間ほどで摺古木山頂に着きます、快晴で展望の良かった南木曽岳、御嶽山が望めます。国交省の1等三角点と、2m程離れた所に御陵局の三角点があります。6番目の写真の白びそ山の手前が見えます。白びそ山は何千mかある台地状で取付くと7番目の写真の様に白びその木の下の笹薮漕ぎが始まります。
道の上には笹が生えておらず、両側の笹が倒れこんでいるので1段低く、はっきりと道は解ります。マーキング等はありませんが、迷うところは1つもありません。

途中、 若いガイドが先行の70歳位と思われるおしゃべりな老女5名、後尾に挨拶も返さない憮然とした爺さん1人のガイドツアーとすれ違います。
私もそうでしたが否定的な方が多いガイドツアーですが、70歳位でも登山が出来るなら良いのではないかと思う様になりました。

通過点といった感じの白びそ山を通り越して下りに入ると、このコースで最大の展望地点の安平路避難小屋と山頂が見えてきます。
ガイドブックや他の方のホームページでもこの

摺古木山頂、国交省と御陵局の2つの三角点が
 写真が使われています、というか他は白びその下の藪漕ぎなので眺望はあまり無いのです。この先は頂上を含めて全く眺望はありません。
摺古木山から白びそ山の前衛

大半を占める笹原、でも道は明確

南アルプスの池口岳10倍望遠で
小屋脇を通ってしばらくすると川の流れる音が響いてきます、こんな高所にと思いますが、そこが水場です。11時半、ここでコンビニ飯の昼食にします。

20分以上休憩したのでしょうか、やや急な斜面を登り始めるとプッツリ糸が切れる様に私のスタミナも切れ足に重りを付けられた様になり喘ぎます。


喘ぎながら12時45分山頂に、眺望の全くない2畳ほどの土の上に1m程の木の標識が立っており、かろうじて安平路山頂が読めます、後1、2か月で読めなくなるでしょう。他に標識は見当たりません。
悪評の和名倉山程ネットで評判が悪くないのは同じ200名山でも登る方が少ないからでしょうか。
土の上に5cm程頭を出した3等三角点があります。


写真を数枚写した後、下山します。快晴だった空も雲が涌き、いきなりガスも出て降雨もありそうな気配になります。山頂から水場は急なのと足元が悪く3度程転倒します。疲労感も強い。安平路小屋まで戻ると雲で周囲の山は見えなくなっています、喉が異常に渇きます。
セブンイレブンのいくらの握り飯は塩をかじっている様なしょっぱさだったが。

往きは1.5Lのボトル半分で済んだのが帰りはここで残り僅かとなります。

白びそに登り返し、台地状の長い帰り道を進みます。白びそ山頂で水を呑み切ります、摺古木山を下れば沢水をとれます。

6番目の写真の白びそ前衛地点から下りに入りますが2つ程小さなピークを登り返します。大幅に時間が遅れているのではと思っていましたが15時50分、摺古木山に戻ります。喉はからからです。雲が晴れ太陽が直射します。
下って10分ほどで細い沢水があって、手ですくい飲みます。美味しい。
更に10分程でやや太い沢水があり、飲みます。ボトルにも満タンにします。

緩やかな下りを進み急降となると、登山口の摺古木小屋です、17時8分。予定を若干過ぎましたがO.Kです。疲れていたらここで宿泊予定でしたが余力もあります。
此処に泊まってアルファ米の山飯を食うより風呂に入って旨いものを食べたい。

70Lザックに全てを詰め込み、18分林道を下ります。早足といっても、そんなに早くはなりません。18時を過ぎると山の斜面の林道は暗くなってしまいました月明かりの中を進みます。「一般車は御遠慮下さい」のゲートを過ぎると「まだか、まだか。こんなにあったけ」という思いです。19時、車に着きました。真っ暗でドアを開けて室内灯の灯りでで登山靴を脱ぎ着替えます、汗臭い。14時間半の山行は終了、林道歩きの3時間半は余計でしたが。


真っ暗な林道を大平へ、そして飯田へ細い急カーブの山道をとばします。山を降りると花火大会で大きな花火があがっています、きれいに見えます。降りてすぐの道路際の砂払温泉の前で少しだけ眺めていました。
田舎に良くある一般の入浴施設という趣きですが入浴します、とにかく風呂に入りたかった。

とんかつを食した後、21時飯田市へ投宿のため砂払い温泉を後にします。







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