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2014年9月14日日曜日

9月14日 カムエクの余韻に浸っています


六花の森のクロアチアからの移築家屋
 カムエクの写真を眺めながら余韻に浸っています、稜線の景色をまた眺めたいと思います。

今時期ペテガリも良いと思うのですが、山荘までの林道が未解放なので2泊3日となってしまいます。ペテガリ山荘まで車で入れれば日帰りなのですが、何十億もかけて作った林道なので開放して欲しいですが。

中札内村の六花の森美術館は今回も再訪しました。クロアチアの100年前の古民家を移築して1軒に1人の作家の作品を展示してあります。
坂本直行、真野正美の作品もありお奨めです。
クロアチア古民家より、日本の50年前の木造民家を並べても良かったと思うのですが。


地元、北海道の方のブログで知った芽室(めむろ)町の蕎麦屋「びばいろ」にも伺い、目から鱗の感じでした。広大な畑の中にあり、探すのに苦労するかと思ったのですがナビに1発ヒットして楽勝。
周辺農家はじゃがいもの収穫真っ最中でした。

案内書きに寄りますと「今は手打ちが持て囃されるが、今の機械は素晴らしく手打ちでも機械打ちでも差は無い。それより蕎麦自体が悪ければ手打ち名人でもどうしようも無い」と。
更科をお願いしました、甘さがありました。

お気に入りの真野正美さんの展示作品


2014年9月7日日曜日

9月3日 カムエク 登頂

カールから日の出
4時前に起きましたが寒くてシュラフの中に。
4時過ぎに起きて日の出と景色を楽しみます。
スタメンと餅の朝食後、5時26分出発します。

左に道を進み、ピラミッド峰の下の所へ登ります。他は崖なので他にコースは無いのです。

稜線から5m位下を最初のピークまで行きます、そこから稜線歩きとなりますが細い。常時カールが見えるので私のテントも常時見へます。

登りはハイ松が逆目になっています、コイボクカールも見え熊がいないかと目をこらしますが皆無です。
途中でカッパの上を脱ぎます、
テン場からカムエク

朝焼けに染まってきます
山頂、小さな標識も
陽が上がると暖かくなってきます。
山頂から北方面
7時40分山頂へ、ネットで標識は無かったと相次ぎましたが小さな標識もあります。ただ、前の物の折れた柱に針金で結んであるので、無くなってしまうでしょう。

ぽかぽかと陽射しが心地よいカッパの下も脱ぎます、黒のクライミングパンツが陽を吸収し暖かさを感じます。
写真撮影後にソーセージとカロリーメイトを食べのんびりします。稜線からの日高山脈を楽しみます、カール泊の甲斐あり。40分滞在、気もち良くてこのまま3時間位居たい感じ。
8時20分山頂を辞します。

9時になるとガスが上がって来ます、眺望を楽しむには稜線近くに幕営でないとダメですね。

カールへ降りる際に直降の道を見つけて降りますが、急で歩きづらく時間も同じ位かかるので、最初の巻いた道の方が良いでしょう。

戻ってテントを撤収していると1人上がって来ます、昨日出会いでテントを張ったとの事。
熊の事を尋ねられますが「熊のクの字も無い」と返します。

ネットでカールで見たとありましたが、それなら糞があるはずですし極めて幸運な方なのでしょうね。

10時半、カールから下山を開始します。滝の脇の道はまだ良いのですが涸れ沢の降りは大変、大きな1枚岩の上で思いっきり後ろに転倒します。ザックがクッションになり何ともありませんでした。
テントは背負ってるものの、今日は晴天です。前回の土砂降りの中よりは楽です。

11時過ぎ、下から日帰りを狙って来たという方と会う。「道を間違えてしまった、カールまで行く」という。

11時半、皆が間違う沢が並んでいる所を過ぎて昼食とします。

えんどう豆のスープとα米とグリーンカレーで40分程のんびり寛ぎます。

出発すると直ぐに三俣です。そのまま進み、河床林の中の道を見つけて降ります。川原の石の上よりも全然楽です。

三俣から出会いまでは景色も同じで単調なせいか長く感じます。

出会いで登山靴からネオプレンソックスとスニーカーに履き替え15時半、出発します。

明るいうちに七の沢に着けば後は林道なので問題ありません。
とばしにとばします。17時10分七の沢出会いに到着、1時間40分です、早いー。

林道に普通の自転車が置いてあります、後でこれが日帰りを狙った方の物だと解ります。
林道からザックの重さが堪えま

ペテガリ、奥に神威
す。3、40分歩いていると単独日帰りの方が自転車で追いついてきます。帯広勤労者山岳会の方で、その方は自転車を降りて話しながら進む事となります。
昔はエサマオンもカムエクも七の沢まで林道があり車で入れて日帰りが出来たとの事。
ちなみに今の立派な道路は平成8年建設です。

18時を過ぎると真っ暗になり、その方の自転車のライトを頼りに話しながら進みました。ザックが肩に食い込み、痛い痛い。
1人だったら大休止でしたが、休憩したいとは言いそびれ19時札内ヒュッテに到着しました。

この方とはここで別れ、虫類の道の駅隣の入浴施設に向かいます。

ピラミッドの後ろにコイカク、右にペテ

昨日は9時間、今日は14時間半かかりましたが、サクっと登った感じです。
日高は幌尻、ペテガリ、カムイとガスで山頂の眺望は無かったので良かったです。
やはり高い所で幕営でないと眺望は望めませんね、日帰りですと運任せとなります。

他の方のホームページを拝見しますと「2度と来る事は無いと思うと感慨深かった」「6年間この山に全てをしぼった」とかありますが、私には特に感慨はありませんでした。
7月にペテガリとカムイを登ったせいもあって。
良い山である事は確かです、近くでしたらまた来たいという感じです。
山頂からピラミッド峰


山頂からカール
下山して12分後、カムエクを振り返る

稜線からカールと八の沢を

9時にはガスが上がって来ます、ピラミッド峰もガスに。

2014年9月5日金曜日

9月2日 八ノ沢カールへ

1日朝、日高山脈山岳センターへ電話して札内川渡渉は可能かととい合わせると「可能、水は非常に少ない」との事で直ぐに飛行機とレンタカーを手配する。
渡渉に使ったピューマドライビングシューズ

八の沢手前の2本目の渡渉、渡って右手の河床林を行く(下山時撮影)

前回は戸惑った八の沢手前の河床林から中州への渡渉。
今回は中州に赤テープあり、奥が河床林(下山時撮影)
成田から千歳へ飛び、14時にレンタカーを借りて高速で中札内へ。
ヒュッテ前泊が良いのでしょうが、中札内道の駅へ停めて焼き鳥屋さんへ、はずれで美味しくなかった。車中泊としたが寒い。


2日早朝セブンイレブンで朝食とコーヒーを摂り、札内ヒュッテへ。しかし気温10度、寒くてモチベーションが上がらない。熊鈴を忘れてしまった事もあるし。当然セブンイレブンには無いしホイッスルも無かった。

中札内のセブンイレブンへ戻ってコーヒーと新聞を読みだらだらする。
予備日はとってあるのでヒュッテへ戻り8時出発します。

林道工事でダンプカーや11t車が轟音を立ててトンネルを通過するのは迫力でした。ちなみに林道は完全に復旧しています。

前回2時間だった林道歩きも1時間半でクリアします。後で出会った札幌の方の自転車が停めてあります。

七の沢出会いは8月の台風ですっかり様相が変わっています。
中州だった所が川になり、川だった所が石で埋まっています。石のマーキングもすっかり無くなっています。

大雨が降ると全くコースは変わってしまうのでしょう。

2度目ですので緊張感はありません。マーキングは無くても方向性は解っているので戸惑う事無く進みます。水は少ない、25cm位か。中間地点で渡渉すると15cm位のカジカが靴の隣に居て逃げません。
ここは釣り人も来ないのでしょう。

八の沢手前の皆が戸惑う河床林から中州への渡渉は今回は中州に赤テープがありました。私は解ってるので問題はありませんでしたが。2番目の写真の2つ目の中州への渡渉。
今回はここが1番深く膝まできました、うわーっと声が上がる位冷たい。

右手の中州を進むと焚き火の痕が、八の沢出会いが解らず幕営

カールからピラミッド峰

カールから出会い方面
したのでしょう。

この中州を進み、更に左側へ渡り登って行きます。前回川だったのが石で埋まっています。6、700m進み、左から流れてくる川を渡ると八の沢出会いのテン場です。
ガス缶が幾つも捨ててあります、だらしないなー。

ここで11時半、我ながら早い。今回はコースが解っているので渡渉で躊躇する事はありませんでしたから。

当初、ここで幕営でも良いかと思っていましたがカールへ行く事にします。


午後は陽射しが強くなります、降りは河床林の中の道は解りやすいのですが、登りは赤テープが無く解らない所も多いですが、方向性は解っているので、淡々と進みます。13時過ぎに三俣でテントを張って今日登頂してきたという札幌の方と会います。八の沢泊りとの事。

三俣からは急登となり両手両足を使う所も多くなります。

喉が渇いて渓流の水を手ですくって飲むと、痛い位に手が冷たい。

16時40分、カールに着きます。慰霊碑の隣がテン場です。


テントを張り、着替えます。食事の支度を始めますが手が痛くなって
カールテン場からカムエク
くる程寒い。

スタメンの食事とフリーズの杏を。写真を写しカールからの景色を楽しみます。
水はテン場から15m位の所に湧き水があります。

山スキー用の靴下を履き、カッパの上下も着込みますが寒い。5度位でしょうか、秋の気配です。
天気も良く無風ですから良いものの、雨風ではたまったものではないでしょう。

ゴーっという大音響の出会いとは正反対、カールは音の無い世界です。

プラティパス500mlでチリ産ワインを持参しましたが、羆の領域ですしカールに私1人ですので流石に呑む気にはなりませんでした。18時半シュラフに入ります。20時にテントを出て空を見上げると星はそんなに見えませんでしたね。街中と同じ位でした。
三俣、前回は厚さ5m、200m四方位あった雪渓は無くなっていた(下山時撮影)
七の沢出会い、すっかり変わっていた(下山時撮影)
レンタカーのスイフト新車、旧型より加速は良い