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2014年10月17日金曜日

10月17日 近況はクレー射撃がメイン

愛車1982Corvette

印旛沼はかなり水草で覆われています
カムエク後、山は行っていません。今の季節、素晴らしかった東北の栗駒山や焼石岳は東京から遠く、気軽に伺うというわけにはいきません。

最近は週2、3回クレー射撃です。東京に射撃場は無いので近県に高速で伺うことになります。
趣味の1つのコルベットをとばす事が出来ます。

1番近い射場の千葉県印西(いんざい)市、旧印旛(いんば)村の成田射撃場がほとんどとなります。

自宅から京葉道路、そして東関東自動車道の四街道(よつかいどう)IC下車。下道を佐倉を抜けて印西市へ、印旛沼の淵を通って射場となります。

途中、四街道から佐倉へ入った所に写真の青色の羽鳥調水塔があります。印旛沼の水を千葉工業地帯に送るサージタンクです。50m近い高さです、すぐ隣に民家があるのですよねー。

数年、成田射場へ通ってあれは何なんだろうと思っていた時がありました。

300名山を終えて、最後に登った北海道日高の山は良かったし印象的でしたね。アプローチの林道が、しょっちゅう通行止めになるのが玉に瑕ですね。

千葉県印西市の成田射撃場

地元ではロボットに見えると評判の羽鳥調水塔
百名山を行った後、200名山や300名山は知らなかったので2年間、山を遠ざかっていた事もあります。
今度登る山は何処で何故なのでしょうかねー。


毎週、憑かれた様に山へ行かれる方も多いです。
それらの方々からみると私は山好きでは無いのでしょう。


2014年9月14日日曜日

9月14日 カムエクの余韻に浸っています


六花の森のクロアチアからの移築家屋
 カムエクの写真を眺めながら余韻に浸っています、稜線の景色をまた眺めたいと思います。

今時期ペテガリも良いと思うのですが、山荘までの林道が未解放なので2泊3日となってしまいます。ペテガリ山荘まで車で入れれば日帰りなのですが、何十億もかけて作った林道なので開放して欲しいですが。

中札内村の六花の森美術館は今回も再訪しました。クロアチアの100年前の古民家を移築して1軒に1人の作家の作品を展示してあります。
坂本直行、真野正美の作品もありお奨めです。
クロアチア古民家より、日本の50年前の木造民家を並べても良かったと思うのですが。


地元、北海道の方のブログで知った芽室(めむろ)町の蕎麦屋「びばいろ」にも伺い、目から鱗の感じでした。広大な畑の中にあり、探すのに苦労するかと思ったのですがナビに1発ヒットして楽勝。
周辺農家はじゃがいもの収穫真っ最中でした。

案内書きに寄りますと「今は手打ちが持て囃されるが、今の機械は素晴らしく手打ちでも機械打ちでも差は無い。それより蕎麦自体が悪ければ手打ち名人でもどうしようも無い」と。
更科をお願いしました、甘さがありました。

お気に入りの真野正美さんの展示作品


2014年9月7日日曜日

9月3日 カムエク 登頂

カールから日の出
4時前に起きましたが寒くてシュラフの中に。
4時過ぎに起きて日の出と景色を楽しみます。
スタメンと餅の朝食後、5時26分出発します。

左に道を進み、ピラミッド峰の下の所へ登ります。他は崖なので他にコースは無いのです。

稜線から5m位下を最初のピークまで行きます、そこから稜線歩きとなりますが細い。常時カールが見えるので私のテントも常時見へます。

登りはハイ松が逆目になっています、コイボクカールも見え熊がいないかと目をこらしますが皆無です。
途中でカッパの上を脱ぎます、
テン場からカムエク

朝焼けに染まってきます
山頂、小さな標識も
陽が上がると暖かくなってきます。
山頂から北方面
7時40分山頂へ、ネットで標識は無かったと相次ぎましたが小さな標識もあります。ただ、前の物の折れた柱に針金で結んであるので、無くなってしまうでしょう。

ぽかぽかと陽射しが心地よいカッパの下も脱ぎます、黒のクライミングパンツが陽を吸収し暖かさを感じます。
写真撮影後にソーセージとカロリーメイトを食べのんびりします。稜線からの日高山脈を楽しみます、カール泊の甲斐あり。40分滞在、気もち良くてこのまま3時間位居たい感じ。
8時20分山頂を辞します。

9時になるとガスが上がって来ます、眺望を楽しむには稜線近くに幕営でないとダメですね。

カールへ降りる際に直降の道を見つけて降りますが、急で歩きづらく時間も同じ位かかるので、最初の巻いた道の方が良いでしょう。

戻ってテントを撤収していると1人上がって来ます、昨日出会いでテントを張ったとの事。
熊の事を尋ねられますが「熊のクの字も無い」と返します。

ネットでカールで見たとありましたが、それなら糞があるはずですし極めて幸運な方なのでしょうね。

10時半、カールから下山を開始します。滝の脇の道はまだ良いのですが涸れ沢の降りは大変、大きな1枚岩の上で思いっきり後ろに転倒します。ザックがクッションになり何ともありませんでした。
テントは背負ってるものの、今日は晴天です。前回の土砂降りの中よりは楽です。

11時過ぎ、下から日帰りを狙って来たという方と会う。「道を間違えてしまった、カールまで行く」という。

11時半、皆が間違う沢が並んでいる所を過ぎて昼食とします。

えんどう豆のスープとα米とグリーンカレーで40分程のんびり寛ぎます。

出発すると直ぐに三俣です。そのまま進み、河床林の中の道を見つけて降ります。川原の石の上よりも全然楽です。

三俣から出会いまでは景色も同じで単調なせいか長く感じます。

出会いで登山靴からネオプレンソックスとスニーカーに履き替え15時半、出発します。

明るいうちに七の沢に着けば後は林道なので問題ありません。
とばしにとばします。17時10分七の沢出会いに到着、1時間40分です、早いー。

林道に普通の自転車が置いてあります、後でこれが日帰りを狙った方の物だと解ります。
林道からザックの重さが堪えま

ペテガリ、奥に神威
す。3、40分歩いていると単独日帰りの方が自転車で追いついてきます。帯広勤労者山岳会の方で、その方は自転車を降りて話しながら進む事となります。
昔はエサマオンもカムエクも七の沢まで林道があり車で入れて日帰りが出来たとの事。
ちなみに今の立派な道路は平成8年建設です。

18時を過ぎると真っ暗になり、その方の自転車のライトを頼りに話しながら進みました。ザックが肩に食い込み、痛い痛い。
1人だったら大休止でしたが、休憩したいとは言いそびれ19時札内ヒュッテに到着しました。

この方とはここで別れ、虫類の道の駅隣の入浴施設に向かいます。

ピラミッドの後ろにコイカク、右にペテ

昨日は9時間、今日は14時間半かかりましたが、サクっと登った感じです。
日高は幌尻、ペテガリ、カムイとガスで山頂の眺望は無かったので良かったです。
やはり高い所で幕営でないと眺望は望めませんね、日帰りですと運任せとなります。

他の方のホームページを拝見しますと「2度と来る事は無いと思うと感慨深かった」「6年間この山に全てをしぼった」とかありますが、私には特に感慨はありませんでした。
7月にペテガリとカムイを登ったせいもあって。
良い山である事は確かです、近くでしたらまた来たいという感じです。
山頂からピラミッド峰


山頂からカール
下山して12分後、カムエクを振り返る

稜線からカールと八の沢を

9時にはガスが上がって来ます、ピラミッド峰もガスに。

2014年9月5日金曜日

9月2日 八ノ沢カールへ

1日朝、日高山脈山岳センターへ電話して札内川渡渉は可能かととい合わせると「可能、水は非常に少ない」との事で直ぐに飛行機とレンタカーを手配する。
渡渉に使ったピューマドライビングシューズ

八の沢手前の2本目の渡渉、渡って右手の河床林を行く(下山時撮影)

前回は戸惑った八の沢手前の河床林から中州への渡渉。
今回は中州に赤テープあり、奥が河床林(下山時撮影)
成田から千歳へ飛び、14時にレンタカーを借りて高速で中札内へ。
ヒュッテ前泊が良いのでしょうが、中札内道の駅へ停めて焼き鳥屋さんへ、はずれで美味しくなかった。車中泊としたが寒い。


2日早朝セブンイレブンで朝食とコーヒーを摂り、札内ヒュッテへ。しかし気温10度、寒くてモチベーションが上がらない。熊鈴を忘れてしまった事もあるし。当然セブンイレブンには無いしホイッスルも無かった。

中札内のセブンイレブンへ戻ってコーヒーと新聞を読みだらだらする。
予備日はとってあるのでヒュッテへ戻り8時出発します。

林道工事でダンプカーや11t車が轟音を立ててトンネルを通過するのは迫力でした。ちなみに林道は完全に復旧しています。

前回2時間だった林道歩きも1時間半でクリアします。後で出会った札幌の方の自転車が停めてあります。

七の沢出会いは8月の台風ですっかり様相が変わっています。
中州だった所が川になり、川だった所が石で埋まっています。石のマーキングもすっかり無くなっています。

大雨が降ると全くコースは変わってしまうのでしょう。

2度目ですので緊張感はありません。マーキングは無くても方向性は解っているので戸惑う事無く進みます。水は少ない、25cm位か。中間地点で渡渉すると15cm位のカジカが靴の隣に居て逃げません。
ここは釣り人も来ないのでしょう。

八の沢手前の皆が戸惑う河床林から中州への渡渉は今回は中州に赤テープがありました。私は解ってるので問題はありませんでしたが。2番目の写真の2つ目の中州への渡渉。
今回はここが1番深く膝まできました、うわーっと声が上がる位冷たい。

右手の中州を進むと焚き火の痕が、八の沢出会いが解らず幕営

カールからピラミッド峰

カールから出会い方面
したのでしょう。

この中州を進み、更に左側へ渡り登って行きます。前回川だったのが石で埋まっています。6、700m進み、左から流れてくる川を渡ると八の沢出会いのテン場です。
ガス缶が幾つも捨ててあります、だらしないなー。

ここで11時半、我ながら早い。今回はコースが解っているので渡渉で躊躇する事はありませんでしたから。

当初、ここで幕営でも良いかと思っていましたがカールへ行く事にします。


午後は陽射しが強くなります、降りは河床林の中の道は解りやすいのですが、登りは赤テープが無く解らない所も多いですが、方向性は解っているので、淡々と進みます。13時過ぎに三俣でテントを張って今日登頂してきたという札幌の方と会います。八の沢泊りとの事。

三俣からは急登となり両手両足を使う所も多くなります。

喉が渇いて渓流の水を手ですくって飲むと、痛い位に手が冷たい。

16時40分、カールに着きます。慰霊碑の隣がテン場です。


テントを張り、着替えます。食事の支度を始めますが手が痛くなって
カールテン場からカムエク
くる程寒い。

スタメンの食事とフリーズの杏を。写真を写しカールからの景色を楽しみます。
水はテン場から15m位の所に湧き水があります。

山スキー用の靴下を履き、カッパの上下も着込みますが寒い。5度位でしょうか、秋の気配です。
天気も良く無風ですから良いものの、雨風ではたまったものではないでしょう。

ゴーっという大音響の出会いとは正反対、カールは音の無い世界です。

プラティパス500mlでチリ産ワインを持参しましたが、羆の領域ですしカールに私1人ですので流石に呑む気にはなりませんでした。18時半シュラフに入ります。20時にテントを出て空を見上げると星はそんなに見えませんでしたね。街中と同じ位でした。
三俣、前回は厚さ5m、200m四方位あった雪渓は無くなっていた(下山時撮影)
七の沢出会い、すっかり変わっていた(下山時撮影)
レンタカーのスイフト新車、旧型より加速は良い

2014年8月21日木曜日

8月21日 北海道は天気が悪い


カムエクに行きたいのですが天気が良くありません。

前回、飛行機の中で読んだ「女のいない男たち」。云、ユニークな作、思考ですねー。イスラエルでの講演は不可思議でしたね。

「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 日本編」って、半分以上行ってるけど全然たいした事無い。作者の主観ですね。
写真があまりに実際とかけ離れているのですよー。

やはり、平地よりも山の景色は別各ですよねー。この本見て改めて思いました。





2014年8月18日月曜日

8月17日 千葉県津田沼市のヨシキスポーツさんへ伺ってきました

津田沼(つだぬま)へは京葉道路でかっ飛ばす事が出来ます、愛車のエンジンには良い。

山飯は悩むところです、もっと美味しい物が食べたい。皆様はどうされてらっしゃるのでしょうか。

日高はずっと天気が悪いそうで、カムエクは今月13日前後の雨で林道が崩れていますね。徒歩は良いですが自転車やバイクは完全にダメです。
トンネル抜けた所でダメな様です、七の沢出会いで札内川渡渉で東京からの方があきらめて帰ったとの事ですね。
やっぱり日高は別格です。

2014年8月8日金曜日

8月8日 石井スポーツ登山本店へ伺う

左ファイントラックのフラッドスキンメッシュ、上キャラバン
1mmネオプレーンソックス、下山飯
5年使ったファイントラックのフラッドスキンメッシュ、捨てて新しいのを購入、他ナポリタンの山飯。
キャラバンの1mmネオプレーンソックスは登山本店に無く、新宿西口店に在庫との事で伺う。

今日の東京は高曇りで、何時ものカンカン照りよりはましなので、愛車で行きました。



カムエク登頂のブログ、ホームページが相次ぎます。まー2年間林道通行止めでしたから、建前。


日帰りで恵まれてサクッと登った方、普通の2泊3日の方、私の大嫌いなガイドツアー利用で登った方々、例の4本赤テープを登り切ってビバークして遭難寸前だった方々とか、いろいろです。
ガイドツアーでは急壁のロープがある所で、付いているロープを使わずに自分達のロープを出して使用したので、とても待たされたとの苦情が出ていますね。たぶんカラビナを通したのでしょうか。ガイドさんにはツアーでは無い方を先に行かす余裕もないのでしょうかねー。


私もまた直ぐ行きます。ただ、お盆前のフェリーや航空券は馬鹿高いですねー。
300名山を行っていて、日高は別格です。
渡渉があり、これが1番大変。登山道は標識は1つもありません、別に道ははっきりして問題はありませんが。後、10時間以上かかりますからねー。


カムエクは小さな冒険といった感じですよねー、札内川の渡渉が大変。八ノ沢からも三俣の先は大変ですからねー。












2014年8月6日水曜日

8月1日 中札内村の美術館群と黄金道路

真野正美(まのまさみ) ギャラリー 風便り
真野正美HPから

中札内村には中札内美術村に
小泉淳、相原求一朗の美術館が。菓子メーカー六花亭がキャストする六花の森の中に坂本直行、真野正美、百瀬智宏の作品館があり、どちらも見応えがあります。

六花の森では陽射しが凄くて、ロダンの彫刻まではとても行かれませんでした。

午前中は中札内で過ごし、昼食後に広尾から襟裳岬方面へ黄金道路へ向かいます。子供の頃にカレンダーで印象的でした。海に山が落ち込む海岸線に作られた道路で、黄金の様に金がかかった処から名付けられた由。


途中、虫類、広尾の道の駅を覗き、進みます。2車線で交通量は少なく、流れは7、80kmです。でも、広尾で黒のクラウンの覆面にファミリーカーが捕まっていました。
山もそうですが、道も始めての走った事の無い道を走るのは興味深いですよね。さて黄金道路ですが、かなりの部分に新しい立派なトンネルが出来ており、海岸部は廃道となっており残念でした。

襟裳岬手前で様似へ抜け、天馬街道で日高側から帯広側へ戻ります。牧場だらけというか、それしか日高には産業がないという感じです。天馬街道も極端に交通量が少なく、先行のカローラバンについて80kmで走ります。
広尾に出て、また帯広へ戻りました。

六花の森 http://www.rokkatei.co.jp/facilities/index2.html
真野正美 http://mano-masami.com/
中札内美術村 http://www.vill.nakasatsunai.hokkaido.jp/kankou/spot/%E4%B8%AD%E6%9C%AD%E5%86%85%E7%BE%8E%E8%A1%93%E6%9D%91/



7月31日 カムエク八の沢カールで中止

こんな感じで渡渉しながら登っていく
 朝4時10分、先行者が出発。私も4時20分に後を追います。
最初左岸を進み、直ぐに渡渉が始まります。先行者の赤いザックが目立ちます、やがて300m位の幅となります。右に行きます、石を2つ積んでるマーキングが頼りです。

先行者は沢登り経験豊富な様でどんどん進んでいきます。三俣下で幕営者が1人、スピッツの様な犬を同伴「カムエクとコイカクを登った犬っていないんじゃないでしょうか」との言動。

三俣手前でカールで幕営での下山者1人と会う。
この頃から雨が落ちだす、例の4本の赤テープを横断する頃から土砂降りに。濡れ鼠となります、例のトムラウシから低体温症の不安を覚えます。
カムエクが見えるが上部は雲に

三俣の先行者とカール泊での下山者
先行者のルートファインディングは素晴らしく迷う事無くどんどん進んで行きます。
カール手前で急な沢を渡って行きます、反対側にも道があって「こっちにも道があるぞー」との呼び掛けにも「こっちだ」との返答。

三俣からは左へ左へと進んで行きます、滝横の巻き道を登りきると草原となります。カール手前からガスで視界は無くなります。

草原の中を進んで慰霊碑に着きます、9時過ぎ。
テント2張り、職業ガイドで3度目との事。今回はプライベートだが「今日は強風とガスで停滞している 、明日もあるので」との事。
先行者は私の「やめた方が良いのではないのか」との事に「俺は行く」と進んで行きます。

個人の自由ですが、ガイドの「この風では危険だ、それに何も見えないのに行ってもしょうがない」と、私も全く同意見です。

後1時間半で山頂ですが、行っても仕方ない。やっつけ登山です。
中止して帰る事にします、山の神様が「また来いよ」と言っているのでしょう。

土砂降りの中で何度も尻餅で降りて行きます。三俣を過ぎるとカンカン照りとなります。

濡れたカッパをザックの後ろにつけて乾かしながら下山します。
14時、八の沢。テントを撤収しヒュッテへ向かいます。
予備食料があればもう1泊して翌日再挑戦したのですが、雨の事は全く考えていませんでした。反省、他の方々のブログで晴天しか見ていませんでしたので。

帰りにカール下から沢を

帰りは三俣手前になるとカンカン照りに




例の浅瀬を400m進むと登山者が、「すいません道を教えて下さい」と泣きそうな単独男性。「このまま進むと左が八の沢のテンバ」と教えてあげます。

下山中、7名位の若い男性達とすれ違います。やはりカムエクは人気で毎日数名の登山者があるようです。


最後の札内川の渡渉を終えて林道へ、この2時間の林道歩きは流石に嫌になります。自転車を用意出来る方は最善かと思います。

札内ヒュッテ前で着替えて下山を記入後、中札内へ向かいます。給油で「入浴できる所は無いか」と尋ねると「無い、広尾か帯広となる」との事。ほんとうは広尾側に15分走ると虫類の道の駅にナウマン温泉があったのですが。

帯広に向かいます、水光の湯で入浴。音更町の道の駅に停車、500mの所にステーキチェーンがあり伺います。
熱々のステーキと生ビールは美味しい、4杯を美味しく頂きました。

17時間行動していたのですから、喉もカラカラですよね。

このステーキ屋さんは大正解でした、美味しかったーー。




2014年8月5日火曜日

7月30日 八の沢出会いへ

6時出発のバニラエアで成田から新千歳へ。私は車で行って民間駐車場へ預けましたが、第2ターミナルは100人以上の方が椅子や通路で寝ています。5時チェックインでは前泊となるでしょうね。
LLC格安航空は前日でも1万前後、大手の3分の1です。そのかわり朝早かったり、搭乗口が1番端だったり、キャンセルが効かないとか諸々の手数料が高いとかありますが。

荷物のセキュリティで若造がバーナーが入ってると因縁をつけます、ガスバーナーを出して見てましたが、それでどうするんだ馬鹿。

8時前に千歳について大手の半額のニコニコレンタカーに電話して迎えに来てもらいます。
LLCとニコニコは金にシビアな外人が半分近く、今はネットもありますからね。

車を借りてニッポンレンターカー営業所へ行ってEPIガスを購入、空港内のスノーショップは9時でないと開店しないのです。
そのまま道東自動車道へ載ったのは失敗、九州と同じくSAが無いのです。途中で食事が出来ません。中札内ICまで3時間近く走りっぱで、お腹が空きました。下車後、中札内道の駅で食事。その後セブンイレブンで食料調達。

中札内村から札内ヒュッテまで30km近いのでしょうか、牧草畑が両サイドにある中を走ります。
ダムサイトになってからは立派な採算度外視の橋やトンネルが続きます、車は1台も走っていません。税金ばら撒きで、これじゃ日本は滅びても仕方ないかとの思いがいっぱいです。

札内ヒュッテの反対側に100台以上止めれる駐車場があり、そこにいれます。10台止ってますが大半は釣りの様です、釣りの方は皆折りたたみ自転車を利用していますね。

ヒュッテ前の登山届けに記入後、林道を進みます。先達の「八の沢までならスニーカーで良い、八の沢からは登山靴で行ける。高い沢靴を買う事は無い」との事で裸足でスニーカーで行きます、軽い。
2時間進み七の沢へ、最初の札内川本流の渡渉で戸惑います。これを渡るのだろうかで10分以上逡巡します、私は沢登りはしないので。背の高い私でも股下まできます、沢登りの方達は普通なのでしょうか。



この本流を何度も渡ります。そして左岸を進みきって川辺に下りると30mで岸は進めなくなります。
辺りを見回し時間を食います、中州へ渡渉しかないと思い渡ります。マーキングが無いのは渡渉点が定められないからか、私は降りた所から20m下った所から渡りました。


ほんとは中州が2つあって2つ目まで行くと赤テープがあるのです。ただ、中洲側に一切マーキングが無く初めての方は皆戸惑うでしょう。
私も1つ目の中州を遡上、マーキングは一切無く不安で最悪中州で幕営と決心します。



800m中州を進むと幅がそれ位に広くなります、向かって左側へ渡渉して2番目の中州へ渡りますと赤テープを発見。20cm位の浅瀬を5、600m遡上すると赤テープ発見、更に進むと左側に人が。八の沢出会いです、17時。

やっと着いた感じでテントを張ります、最後の遡上が効いて足は凍りつく様に冷たい。手拭いで拭いて登山靴に履き替えます。
テントは3張り、1つは登り終えたアベック、1つは私と同じ明日の登頂の単独老人男性。
1つは無人、この方は道を2時間ロスしたとの事で18時半に戻ってきます。
ネットでよく話題の三俣先の4本テープを渡り切らず、沢を登ってしまったとの事。ちなみに直ぐ上にテラスとなる巨大な石があり、先入知識があると解ります。


スタメンの夕食で19時就寝、ゴーっという沢の音が大きく気になって熟睡出来ませんでした。







2014年7月21日月曜日

7月19日 神威岳 登頂

遡上中、右に赤マーク河床林に入って行く

赤テープの上に石で戸惑う、こちらに進めという事だった
 山メシは嫌だったので4時起床して国道沿いのセブンイレブンで朝食とコーヒーの後、カムイ山荘へ向かう。国道から45分で山荘前へ。着替えて6時ちょうどに出発。小屋の登山届けに記入したが、昨日は無し、今日は私1人。

小屋前を降って1km程でニシュオマナイ川の渡渉、渡って川沿いに林道跡を進む。川より100m位の高さの林道跡を2km程進むと再びニシュオマナイ川を渡る。ここは落ちるとヤバイ感じ。左足に少し水が入る。

笹を漕ぎながら数100mで1本奥の川に入る。
後はこの川を登山道取り付きまでずっと遡上していく。

ただ、マーキングが非常に少なく、石だったり小さな赤テープだったりで苦労する。

もっときちんとしていたら、往復1時間は短縮出来ると思った。河床林を何度も入り、それも広い所は200m位あるので戸惑った。

8時、何とかネットに良く出る大石の赤マークの取り付きに着くと一息。
今日は腹が減る、道の駅で購入したパンをかじる。



さて登山道に入るが、これがペテガリよりもずっと急登。両手両足で笹や枝を掴みながらずっと登っ


登山道取り付きの大石の赤マーク

藪漕ぎの急登、ダニ多し
 て行く。笹原で岳樺という植生がずっと続く。強い陽射しだったのが10時前からガスが上がって来る。ペテガリの時と同じ感じである。

ダニも多い、4匹程服に付いた奴を引き剥がす。指でつぶそうと思っても弾力があってだめです、放り投げます。腹はきれいなルビー色です。

ガスに覆われ涼しい中を笹や枝を掴みながら行くと、何度か小さなピークが現れますが岳樺ですのでニセピーク瞭然です。

11時、ガスの中にピークが。まだまだ遠い、1時間以上かかるのではないかと思う。

ここからハイ松となり、稜線下の小笹の道を巻いて行きます。
稜線はハイ松の海です。

小笹からハイ松の中に入って稜線へ出てから進むと小さなピークが、山頂っぽい。

登り切ると柱が目に入ります、山頂です11時半。
あいにくのガスですがネットで何度も見た山頂標識があります。

柱の方は2006年、浦河山岳会とあり、絵文字の方は1992年とあり作成者未記載です。字体が同じっぽいですが、どちらにしても御苦労様です。

山頂は30mx10mの瞳の様な広さです。山頂を含めて南側だけ
ガスの中、山頂か。まだまだ遠い

山頂

山頂から来た道を
 ガスが晴れていますが、眺望はありません。パンをかじったり、25分程滞在の後に下山します。

降りも急なので笹や枝を掴みながらとなります。中腹まで来るとガスが晴れてきます。

急斜面をたんたんと降り、川に出ます。ここで1.5Lのポカリを飲みきります。


川を降って行きますが、登りの時は何とかつなげたマーキングも降りでは非常に見難く、中盤で完全に見失います。
山頂ではぴったりだったGPSも、何と40mの誤差が。初めての経験です、渓谷で受信が難しいのでしょうか。あー、嫌になります。

20m程左の河床林へ真横に進むと、道がありそこを降ります。

同じように見失う事が続き、精神的に疲れます。また張替え寸前に減ってしまった靴底は、濡れた石の上では笑ってしまう位に滑ります。

この川をやっと離れた時は一息でした。
ただ次のニシュオマナイの渡渉も気が抜けません、帰りもやはり靴に水が入ってしまいました。

渡渉して右岸を、背丈ほどのフキや草の藪漕を経て再びニシュオマナイの渡渉を終えた時は、ほっとしました。


16時半、小屋前の車に到着。かんかん照りの陽射しの中、着替えて車で小屋を後にします。
ペテガリ方面への駐車場所には4台の車が、カムイよりペテガリの方が人気がある様です。

途中の柏陽館で入浴後、三石の道の駅のレストランでビールで祝杯。
美味しくはなかったし、アサヒのスーパードライだけでこれも美味しくなかった。




翌日、東京へ帰りましたがダニ4匹に食いつかれていました。ネットで食いつくまで時間がかかるので直ぐに入浴すれば大丈夫との事でしたが、そうではありませんでした。
なお、ペテガリもカムイも熊の痕跡は1つもありませんでした。
だから、いないという事にはならないのですが。






手前から山頂を

山頂手前はハイ松の海

登りも降りも中腹から下では中の岳が終始見える

最初のニシュオマナイの渡渉

7月17日 ペテガリ岳 登頂

稜線の藪道

登り始めて3時間でペテの全容が
 朝3時20分起床、湯を沸かしもち米の赤飯を炊きます。アベックも同時起床、昨日21時に小屋に入ってきた輩も出立して行きます。

赤飯だけで副食を摂らなかったのは反省、力が出ない。
昨日の暑さでびっしょり濡れた衣類が全く乾いておらず、靴下は予備の薄い物を履き上はフラッドメッシュスキンを着てその上にカッパを、下は直接カッパを履きます。

複数日に跨る時は予備ウエアを持参しないとだめですね。
最初のニセピーク

2つ目のニセピーク

ガスの山頂

山頂から来た道を、右から左まで稜線を来て降って登り上げる
帰りに稜線終了近くで振り返る
4時10分、アベックが出発します。今日中にニシュオマナイ川を渡って戻りたいとの事、急ぎ足です。

4時20分、出発します。小屋脇の川沿いを2km程行き、斜面の大きいジグを登って行きます。
暑い、そりゃカッパを着てじゃ仕方ないか。
3.5Lの水を持ちました、途中に水場はありません。

暑さに喘ぎながらジグが平らに変わり、進んでアプローチの稜線に出ます。
ここから幾つものピークを越えてペテの登りに取り付きます。

ペテの斜面が山越に少しだけ見えます。


笹を漕いで行きますが、道に倒れこんでいるだけで道は、はっきりと解ります。カムイ、中の岳は見えますが特に変化の無い、また樹林の中をたんたんと行きます。

3時間ほど進んだ所でペテの全容と対面です。陽射しも強くカッパを脱ぎます、涼しい。早く脱げば良かった。
フラッドメッシュスキンは汗を上着に移していく物で単体での使用は考えていない(ファイントラックのCSの説明)との事ですが、この際仕方が無い。

ここから稜線は平らの部分も多くなります、左手にペテを見ながら進みます。

アプローチの最後の山を下っていくと急にガスが沸いてきます。9時50分、ペテの裾に着きます。ここから山頂まで登って行きます。最初は笹を漕いで直でしたが、左に回りこんでいったり、くねくねとしたり、ネットでよく言う直登ではありません。また、急登とはいえそんなでもありません。半分以上登った所でアベックが降りて来ます。急いでいる様で、本当に急ぎ足といった趣きです。

ニセピークが見えると平らになり、半分進むと急登を2度程 繰り返すとネットでよく見る標識を立てるための2本の柱が見え、山頂だという事が解ります。2つ目のニセピークからは直ぐです。
上の地点からペテを望遠

13時半、アプローチ稜線からペテを見る

11時半、ガスの山頂へ。僅かにアプローチの稜線が見え写真をとりますが、直ぐに何も見えない状態に。山頂は3方向共細い馬の背でハエが非常に多い。

眺望はありませんですが感慨はあります。

菓子パン1個をかじり10分程で下山します。

どんどん降って12時、土砂降りの叩きつける雨となります。
隠れる所も避難小屋もありません、進むだけです。
アプローチの最初の山を登り返している時に靴の中も水が溜まり着地の際に足が泳ぐ感じです。
低体温症も頭に浮かびますが、土砂降りという事は気温も高いということでしょう。


13時半、雨は止みペテがうっすらと見えます。

たんたんと稜線を進み、大きなピークを降ると陽が差してきます。

振り返るとペテが見えます、良かった。

笹を漕いで稜線が終わると、あとは樹林帯の中を川に向けて降るだけです。
水は3.5Lで充分でした、豪雨ではなく晴れていたら不足でしたでしょう。

16時20分、小屋に戻ります。ニシュオマナイの渡渉がなければ車まで戻るのですが、夜になっての渡渉は嫌なので小屋泊まりとします。

17時過ぎに1名が来ました、無口な男性でした。挨拶位はして欲しいと思いましたが。





結局、ペテはアプローチに時間を要するわけで、巻き道の無い稜線上を進んだり、大きく遠回りしたりです。
裾からは1時間40分で登れる小さな山といった感じでした。

高見ダム側の小屋までの林道が1日も早く開放されて欲しいと願います。


ネットで話題のダニは時期や気候もあったのでしょう、全くありませんでした。
また登山道は概ね明確で迷う所はありませんでした。
神威やここペテもそうですが登山道には一切標識やマーキングはありません。


渡渉だけが大変です。