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2013年6月30日日曜日

6月29日 会津朝日岳 中止

只見からの折り返し始発電車

28日午後2時、自宅を愛車で出発します。新潟方面は晴れ予報が続いています。かっとんで関越を行きますが石打辺りから土砂降りとなります。前方の新潟方面は薄陽も差しているのですが、進行方向右の福島方面は厚い雨雲に覆われています。
小出ICで降て何時ものりR17号の出光でガス補給、今年になって何度も通っているR252号へ。
雨は止みます、とろいワンボックスに道を塞がれます。道を譲れば良いと思うのですが、頭が悪く配慮が出来ない様です。
たまりかねた会津NO.の乗用車が黄色線にもかかわらず追い抜いていきます。

小出駅に到着

只見町ホームページでは一昨年の豪雨で林道流失のため登山禁止となっていますが、登山者が相次いでネットにアップしています。
今月も2名の方を拝見しました。倒木が多いだけでそんなに大変ではなかったとあります。

さて、小出まで快調にとばした愛車がR252に入ると前のタイヤからきっきっと引きづる様な音がしだします、最高に嫌な感じです。

大原スキー場へ別れる大白川を過ぎて前のタイヤを触ると熱を持っています。ブレーキやホイルは冷たいままです。ただタイヤが異常に減って外側がワイヤーが出始めています。

不安なまま峠を越えて只見に入り、確認のため登山口へ向かいます。国道からの黒谷への入り口でGSで「朝日岳登山道へはここからはいるのでしょうか」と尋ねると、対応した中年男性が「立ち入り禁止です、立ち入り禁止です。一昨年の豪雨で云々」と怒鳴りまくります。「知っていますよ、でも皆登っているじゃないですか」というと「皆、戻ってきたり消防団に助けられたりしている。(そんな話しは聞いてないが)止めて下さい、止めて下さい」と語気を荒め、とりつくしまもありません。器が小さい、怒鳴らずに普通に話せよ只見の田舎者。あっ都会にもいるか。

車に戻り黒谷川沿いを登山口へ向かいます。道はきれいな舗装道路で白沢まで行くと30件程の集落があります。そこに朝日岳登山道入り口の看板があり入っていきます。細い1車線ですが穴ひとつないきれいな舗装です、最近の舗装ではないでしょうか。1km程進むと「この先倒木や落石が多く関係者以外の通行は遠慮下さい」と只見町の看板があり、6台位停められる空地もあります。
「ツアーのマイクロバスが停まっていた」と今月のネットでもありました。

確認後JR只見駅前へ行き駐車します、只見に入ってから雨は非常に強くなり同時車の調子も悪く登山はあきらめます。山間の駅前は台数も少なく問題はありません、駅舎横にテント泊の方もいます。
駅から60m手前に山六食堂があり、ここで天ぷらやアボガドを肴に生ビールの晩餐にします。


車中泊で翌朝4時半起床すると雨は止んで地面は乾いています、10分位走ると前のタイヤだけ異常に熱く走る事を諦めます。タイヤも異常に減りワイヤーが見え出しています。サスペンションまわりか、少し前に車高を上げるコイルスペーサーを入れたのも・・。

駅裏の神社へ行ったりして時間をつぶし29日午前8時に相模原の車屋さんに電話し積載車を借りて私が運ぶ事をお願いします。フェラーリやコルベットは何があっても驚きません。
JR只見線上りは1日3本、始発は午前9時半です、駅員の方に親切にして頂きました。
駅舎に観光案内所が併設されており1日100円の貸自転車で駅周辺をポタします、只見はほんとうに何も無い。
整備工場があったので積載車の貸出を頼むと、「JAFに加盟しており緊急出動があるので貸出は出来ない」との事。

9時過ぎに自転車返却、思ってもみなかったローカル線の旅となります。ディーゼル2両編成で乗客は6名、超赤字路線です。いくら公共事業とはいえこれでは・・。
小出に着いて在来線で湯沢まで行き12時5分の新幹線マックスで東京へ、そして新宿から京王で橋本へ向かい車屋さんの社長とお会いすると月曜に積載車(キャリアカー)で現地へ引き取りに行って下さるというのでキーを渡し帰宅します。

思いがけない1日でしたが、朝日岳は近々に伺いたいですね。ネットで7月にガイド会社が朝日岳を募集してます、実費の他にガイド料だけで39,000円だそうです。需要があるからですね、以前はヒマラヤじゃあるまいし日本の山にガイドなんかいらないと思っていましたが70歳位の方がガイドツアーで歩いているのを見てそれも良いのかと思う此の頃です。
ただ、トムラウシや白馬遭難のとおり道案内か気休めに過ぎず、事故や異常気象には全く対応は出来ません。






2013年6月5日水曜日

重登山靴とGPS




最初に買ったスカルパの重登山靴、3回目のソール張替後、日帰りが多くアクの登山靴の使用がほとんどとなり、2年位靴箱の中に入れておきましたら右がぱくっと口を開ける様にはがれているのです。左は、かがとが少し。2回位しか使用してないので石井スポーツ登山本店でその旨話して修理に出しました。無料で張替となり今日引き取ってきました。

ただ付けるのではなく、付けてから圧着するので、上手くいかない場合もあるとの事。

6年前に15万円近くで正規購入のGPSmap60CSx、残雪期の雪の藪位で余り使用しないのですが、1年前にうまく作動しなくなり同等品に交換となりました。21,000円です。いいよねっとでは修理ではなく同等品に交換となります。そのまま殆ど使わず、先月18日に使用したところフリーズしてしまい、また21,000円で同等品と交換となりました。
1年で作動しなくなるのも大変に不本意です。

ま、お守り代わりですからね。


守門の写真を何度も見ています、残雪の雪山は良いですねー。







2013年6月2日日曜日

6月1日 守門岳登頂

主稜線雪割れ、厚さ15m以上あります。奥は大岳

青雲岳から手前が雪の砂漠と云われる藤平山への稜線、最奥が
平が岳から中ノ岳、八海山の稜線。
 3回程、大原スキー場からスキーで直下まで。先々週は二口から青雲岳手前まで。
5回目で山頂へ。360度の素敵な眺望で変化もあり大変にお薦めの山です。

前日、小出IC手前の大和PAで車中泊。4時半起きで二分へ向かいます、途中セブンイレブンで食糧調達。
252号から二分へ向かう栃尾方面への交差点はは何時も間違ったのかと思うほど走ります。とばして二分へ行きますと先々週の通行止めが何と解除されています。


1車線ぎりぎりの舗装された林道を猿倉橋へ。ガードレールこそ張られていないものの、落石はきれいに除去され崩落点には厚い鉄板が置かれています。
往復1時間以上の短縮です。

5時45分、下は冬ズボン、上は夏服1枚で出発します。強風に備え冬用アウターは持参します、夏用の薄いカッパでは寒さへの対応は出来ないからです。

風が鳴って寒いくらいです、高曇りの中を行きますが先々週は雪山だったのに、今日は完全な夏山です。最初から夏道です。


青雲岳から大岳、雪の上に少し見えるのは山頂標識。
 春の雪解けは加速度的です、凄いほど。

踏み跡と赤テープ等を注意深く何度も確認し、時折GPSを見て辺りを窺いながら進む雪山と全く違い、夏道は考える事もなく進んで行きます。

何度も立ち止まって確認したブナ林の緩斜面も全く雪は無く、残雪時の赤テープが30m離れた所にあったりします。
雪に埋もれていた水場も出ていて、冷たい雪解け水で喉を潤します。
水場で山菜取り2名と会います、虫が凄いとの事。確かにそうですが、アブもそうですが歩いている時は何とも無いのですよね。
山頂から雪の砂漠と云われる藤平山へ続く稜線、すぐ下まで
大原スキー場から3回程来ました。左下がスキー場になります。

山頂。今日は日本手拭を巻いて、麦藁帽子は風で吹き飛ばされて
しまった。手前の新潟女性にいちごを頂く。
立ち止まるとたかってくるのです。
今日は麦藁帽子と日本手拭で覆面スタイルです。日焼け虫よけに、これは良い。

写真を撮りながらのんびり進みます、夏道は楽です。中間地点の標高1,100mを過ぎると風が強くなり冬用アウターを着ます。
7時40分、コンビニ弁当の朝食とします。
単独2名が登っていきます。

標高1,250mを過ぎると強風となりアウターのベンチレートのジッパーを閉めます。
ここから残雪で溶けているので歩きづらい。


山頂から浅草岳、先月5月4日にスキーで登った時は真っ白だったのに。
皆そうですが落雪が怖いので藪とのぎりぎりの線を歩きます。
1,300mを過ぎると烈風となり、顎紐で結んでいた麦藁帽子も飛ばされてしまいます。
ところが1,350mになると、風はぴたりと止んでしまいます。

残雪を進み稜線手前の藪の中の夏道で見事なカタクリの花々が迎えてくれます。

主稜線の雪田の上は縮んでいますが厚さ15m以上あり見事です。
稜線を行き先々週の撤退地点へ。稜線も合流点の雪田と青雲岳を除いて夏道となっています。

この間も大岳経由で登山者が続々と上がって来ます。青雲岳を越して守門山頂10時40分。
360度の眺望、浅草岳や平ヶ岳から八海山への山並みも見え、それ
は素敵でした。アボガドのサラダを頂き、登頂の方々と歓談し40分程寛ぎます。
眺望は大変に宜しいのですが空が
青くなく写真は綺麗ではないですね。


猿倉橋周辺には藤の花がいっぱい。
主稜線のピーク、高い所は距離が遠く見える感じですね。実際は近く、青雲岳から守門岳は20分です。

11時40分、下山します。写真を写し景色を楽しみ、のんびりと行きます。
稜線合流点の雪田で3時間程寛いでいるという長岡からの方と山談義になり20分以上話し込みます。

山頂でも長岡からの方がいましたが、二人共「思い立ったら直ぐ来れる山」との事です。

稜線から降りますが次々と登山者が登って来ます。好天と林道開通からでしょうか。

稜線下の残雪を過ぎ藪の中の夏道を下りますが、雪解け水で川の様になりドロドロで足場が悪くなっていますが、やがてそれも無くなり中間点まで平らな細い稜線を行きます。
12時過ぎから陽が差す様になり、とたんに気温が上がります。汗が目に入り拭う様になります。
このコースは太陽に向かって降るので眩しい、帽子があると良かったのに。

完全に雪のないブナの緩斜面、先々週はコース選定に大変でした。

稜線手前の見事なカタクリ
 どんどん下ってブナの緩斜面を過ぎると水場があり、冷たい雪解け水が最高に美味しい。

気温が上がり暑い中を猿倉橋へ戻ると駐車場はいっぱいでした。

下山最後は夏の暑さでしたが、ほとんど涼しく、やはり楽です。
昨夏の東北の山々のサウナの中を歩いている様な暑さを思い出します。

着替えて魚沼市清本にある神湯で入浴後、宿泊先の水上市に向かいました。


夏道はとても楽です、でも雪山の美しさには心惹かれます。
主稜線を青雲岳へ向かう

守門山頂から青雲岳、登山者が向かってくる




主稜線手前の残雪上から来た道を振り返る