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2012年9月17日月曜日

9月15日 杁差岳登頂

支稜線上部から大石山
 国道から胎内ヒュッテまでは曲がりくねった山道で結構時間がかかります。駐車場に着くとテントを張ってる方々も、それが正解かも。
着替えて5時16分自転車で出発します。

折り畳みですので、登りの所は押して歩きます。ダム工事へ向う橋の所までは11tダンプ2台が裕に並走できる立派な舗装道路です。
登山口手前も何十台も駐車できます。
何時もですが税金で造った道から納税者を排除する理不尽を強く感じます。

この橋の所までは舗装なのですが、そこから荒れてはいないのですがダートとなります。
大石山から南側の飯豊稜線
砂利の角に当たったのでしょう、後輪がパンクとなり自転車を置いて歩く事になります。

結局、登山口到着は6時前に乗り合いタクシーで出発した 方々と同じ様になってしまいます。


ネット検索でタクシー運転手に冷たい水場を教えてもらい補給したとありましたので、それを期待して2Lペットボトルと1.5L水筒を持参したのですが、水場は道路沿いではなく奥に入った所らしく補給できませんでした。

大石山から二王子岳
 登山口から100m程たいらな道を歩くと、いきなりブナの根の急登となります。あとはこのヤセ尾根の急登が大石山まで続きます。
途中の岩場に松の根がからみついているので松の足尾根と名付けたのでしょうか。

飯豊で1番短いと云われますが、それだけに急登です。
水場分岐で水筒だけを持ち向かいます。急な道を降ると細い枯れ沢に交差します。それを降りると水場の沢と交差します。
細いですが冷たい水を補給できます。夏は冷たさが美味しい。戻る時に枯れ沢を直登してしまい道まで戻りました。
大石山から新潟市

稜線のマツムシ草
ペットボトルは1L残っていたのですが、この場所に確保し水筒だけにします。
快晴でかんかん照りです。門内小屋に向かうという方と休憩して話します。「酒を多めに持ったので」とテントとばかり思っていた大きなザックです。

10時半、急登を登り切って大石山山頂へ。云、素晴らしい眺望です。飯豊連峰、新潟市の3本煙突。登山口手前の100mの橋も、そしてここまで来て初めて杁差が見えます。
鉾立峰から杁差

鉾立から大石山
大きな小屋も良い目印です。直ぐに鉾立峰へ向います。鉾立はまさしく鉾の様で、標高を4、500m下がります。往きも帰りも登り返しが楽ではありません。
支稜線では全く無かった花が飯豊稜線上では次々と現れます。大好きなマツムシ草も見る事ができます。

写真を撮ったりで11時半鉾立峰に到着、昼食とします。かんかん照りなので水が乏しくなります。
また大きく降って杁差手前のピークに着いた時疲れて大の字に寝転びます。15分位休んだのでしょうか、小屋前を通って山頂へ向います。
到着して来た道を振り返ると稜線に連なる山々が一望です、稜線歩きはやはり山の醍醐味です。
北側の前杁差を見ると池塘もある様な草原で、また別の景色です。

小屋まで戻り、水場へ向います。100m近く降りたでしょうか、得る事は出来ませんでした。確保出来たとの直近ネットもありましたが、場所が解らずこれ以上降ると危険でもあり引き返します。到着者が続々降りてきますが、無い事を伝えます。

直ぐに下山にかかりますが、鉾立手前から雷音が響きだします、早いなー。
 快晴なのに二王子の南側だけ雲があり稲光りが次々と見えるのです。極地雷雨というやつですか、普通雷雲って黒いのに、この雷雲は白かったですね。


鉾立への登り返しがきつい、とにかく急ぎます。
14時、大石山手前で雨が降り出します。カッパを着て山頂へ向いますが土砂降りとなります。
駄目だ、下山を止めて頼母木避難小屋へ向います。
杁差山頂から来た道を振り返る
 すぐに近くで雷の轟音が響き渡ります、早かったなー。同時ガスで見晴らしが全く無くなり、バシバシとカッパを叩きつける豪雨となります。

稜線上の笹の一本道ですので、この状況でも迷う事は無く急ぎます。幸い雷は最初の1発だけでした。40分程で豪雨は止み、ガスは晴れだします。稜線を西から上がってきて東側へ越えて行きます。青空となり地平線まで眺望は効くのですが、ぱらぱらと雨は落ちてきます。

杁差山頂から前杁

杁差山頂から南側の飯豊連峰
管理人が在住する頼母木(たもき)小屋に着くと豊富な引き水が流し場にジャージャーと流れておりスーパードライの350ml缶が幾つも冷やしており、備え付けのステンカップをお借りして2本頂きます、最高に美味しい。

ずぶ濡れになってしまいましたが、気温が高くファイントラックの夏服は着たままで歓談してるとなんとか乾きました。

雨が止むと大きな虹がかかります、小屋1階には村上からの夫婦と鶴岡からの4人パーティが。このパーティにカップ麺とさんまの缶詰を頂きます。有難う御座いました。

年配の男性は朝出る時に、私の車の前を行き来しており面識はありました。

しばし歓談しましたが「観光で万座温泉に行った時、混浴風呂に若い女性が入っていて感動した」には笑ってしまいました。
同じパーティの方が「それは芸者がアルバイトで入っているんだよ」と申してはおりましたが。

赤い夕陽が沈みゆくのを眺めながら、また冷えたビールを頂き小屋の毛布にくるまりました。



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