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2012年9月17日月曜日

9月16日 頼母木(たもき)避難小屋から下山

朝、小屋から杁差、左が鉾立
 小屋の毛布に虫がいたらしく背中が刺され放題となります。就寝中痒かったもんなー。
3時位から目が覚め、5時に目覚ましをかけていましたが、皆さんのんびりして起きる気配がありません。

5時半起きだします、私も起きて準備をし、焼き栗とソーセージの朝食とします。
今日も快晴、歯を磨き水筒に冷たい水を詰めて6時、1番で出発します。
朝日を受けながらなだらかな稜線を大石山に向かいます。
頼母木避難小屋

大石山から100m下のニセピーク、奥は二王子岳

朝日を受ける頼母木小屋を振り返る
杁差小屋から門内方面に向かう登山者数名とすれ違います。笹道でズボンはびしょ濡れですが、夏ですので良いか。
途中でスパッツを小屋に忘れた事に気付きます、まいっか。

大石山から登山口手前の長さも高さも100m程ある橋が見えます、ランドマークですね。
林道含めて何十億もかかったのでしょうが欄干はペンキが剥げ、公共工事の垂れ流しといった趣きです。
大石山手前のなだらかな稜線

降り始めますが流石に急です、一直線の下降。 小さなアブが手首に停まっていたので払うと、血がにじんでいます。やがてほんとうに細く血が流れていきます。
ヒルと同じ非凝固液を出すのでしょうね。

途中10名の団体を含め何人もとすれ違います。昨日の何倍もの人出です。


水場分岐でペットボトルを回収し、中の水を捨てます。下山するだけなので小屋で水筒に入れた分で十分です。
大石山下から下山道、中央が登山口となります
10時前、登山口に 降りました。途中でパンクの自転車を回収、押しながら胎内ヒュッテに向かいます。鉄筋6階建ての立派な物です。
40分程で到着、着替えて入浴(600円)洗髪後、扇風機で15分程体を冷やします。


湯船は熱く腰だけで済ませます、小屋で隣の村上からの男性は熱くて入らなかった。
レジオネラ等の警戒か。
レストで昼食、コーラ400円と松花弁当1,300円まあまあ。田舎の山奥だから。

ビール、コーラ等の炭酸飲料はコップに注いでからが美味しい、そのまま飲むのはどうか。
自販機で120円でしたが食堂でオーダーしました。
ヒュッテはダム工事で建てられた物で、半分の階は工事関係専用となっています。


かんかん照りの中、奥胎内の地ビール工場に向かいますが、要冷蔵では車で東京に持ち帰る事が出来ず購入を諦めます。販促とか全く考えてない、助成金か税金だよりかよ。

カーナビ検索で見つけた関川村の出光に向かいます。途中で30匹位の猿の集団が私の車が通ると山に駆け上がります。給油後関越で東京に戻りましたが、沼田からは渋滞、長かった。



姫子ノ峰から大石山を振り返る






登山口手前の橋から大石山

登山口

9月15日 杁差岳登頂

支稜線上部から大石山
 国道から胎内ヒュッテまでは曲がりくねった山道で結構時間がかかります。駐車場に着くとテントを張ってる方々も、それが正解かも。
着替えて5時16分自転車で出発します。

折り畳みですので、登りの所は押して歩きます。ダム工事へ向う橋の所までは11tダンプ2台が裕に並走できる立派な舗装道路です。
登山口手前も何十台も駐車できます。
何時もですが税金で造った道から納税者を排除する理不尽を強く感じます。

この橋の所までは舗装なのですが、そこから荒れてはいないのですがダートとなります。
大石山から南側の飯豊稜線
砂利の角に当たったのでしょう、後輪がパンクとなり自転車を置いて歩く事になります。

結局、登山口到着は6時前に乗り合いタクシーで出発した 方々と同じ様になってしまいます。


ネット検索でタクシー運転手に冷たい水場を教えてもらい補給したとありましたので、それを期待して2Lペットボトルと1.5L水筒を持参したのですが、水場は道路沿いではなく奥に入った所らしく補給できませんでした。

大石山から二王子岳
 登山口から100m程たいらな道を歩くと、いきなりブナの根の急登となります。あとはこのヤセ尾根の急登が大石山まで続きます。
途中の岩場に松の根がからみついているので松の足尾根と名付けたのでしょうか。

飯豊で1番短いと云われますが、それだけに急登です。
水場分岐で水筒だけを持ち向かいます。急な道を降ると細い枯れ沢に交差します。それを降りると水場の沢と交差します。
細いですが冷たい水を補給できます。夏は冷たさが美味しい。戻る時に枯れ沢を直登してしまい道まで戻りました。
大石山から新潟市

稜線のマツムシ草
ペットボトルは1L残っていたのですが、この場所に確保し水筒だけにします。
快晴でかんかん照りです。門内小屋に向かうという方と休憩して話します。「酒を多めに持ったので」とテントとばかり思っていた大きなザックです。

10時半、急登を登り切って大石山山頂へ。云、素晴らしい眺望です。飯豊連峰、新潟市の3本煙突。登山口手前の100mの橋も、そしてここまで来て初めて杁差が見えます。
鉾立峰から杁差

鉾立から大石山
大きな小屋も良い目印です。直ぐに鉾立峰へ向います。鉾立はまさしく鉾の様で、標高を4、500m下がります。往きも帰りも登り返しが楽ではありません。
支稜線では全く無かった花が飯豊稜線上では次々と現れます。大好きなマツムシ草も見る事ができます。

写真を撮ったりで11時半鉾立峰に到着、昼食とします。かんかん照りなので水が乏しくなります。
また大きく降って杁差手前のピークに着いた時疲れて大の字に寝転びます。15分位休んだのでしょうか、小屋前を通って山頂へ向います。
到着して来た道を振り返ると稜線に連なる山々が一望です、稜線歩きはやはり山の醍醐味です。
北側の前杁差を見ると池塘もある様な草原で、また別の景色です。

小屋まで戻り、水場へ向います。100m近く降りたでしょうか、得る事は出来ませんでした。確保出来たとの直近ネットもありましたが、場所が解らずこれ以上降ると危険でもあり引き返します。到着者が続々降りてきますが、無い事を伝えます。

直ぐに下山にかかりますが、鉾立手前から雷音が響きだします、早いなー。
 快晴なのに二王子の南側だけ雲があり稲光りが次々と見えるのです。極地雷雨というやつですか、普通雷雲って黒いのに、この雷雲は白かったですね。


鉾立への登り返しがきつい、とにかく急ぎます。
14時、大石山手前で雨が降り出します。カッパを着て山頂へ向いますが土砂降りとなります。
駄目だ、下山を止めて頼母木避難小屋へ向います。
杁差山頂から来た道を振り返る
 すぐに近くで雷の轟音が響き渡ります、早かったなー。同時ガスで見晴らしが全く無くなり、バシバシとカッパを叩きつける豪雨となります。

稜線上の笹の一本道ですので、この状況でも迷う事は無く急ぎます。幸い雷は最初の1発だけでした。40分程で豪雨は止み、ガスは晴れだします。稜線を西から上がってきて東側へ越えて行きます。青空となり地平線まで眺望は効くのですが、ぱらぱらと雨は落ちてきます。

杁差山頂から前杁

杁差山頂から南側の飯豊連峰
管理人が在住する頼母木(たもき)小屋に着くと豊富な引き水が流し場にジャージャーと流れておりスーパードライの350ml缶が幾つも冷やしており、備え付けのステンカップをお借りして2本頂きます、最高に美味しい。

ずぶ濡れになってしまいましたが、気温が高くファイントラックの夏服は着たままで歓談してるとなんとか乾きました。

雨が止むと大きな虹がかかります、小屋1階には村上からの夫婦と鶴岡からの4人パーティが。このパーティにカップ麺とさんまの缶詰を頂きます。有難う御座いました。

年配の男性は朝出る時に、私の車の前を行き来しており面識はありました。

しばし歓談しましたが「観光で万座温泉に行った時、混浴風呂に若い女性が入っていて感動した」には笑ってしまいました。
同じパーティの方が「それは芸者がアルバイトで入っているんだよ」と申してはおりましたが。

赤い夕陽が沈みゆくのを眺めながら、また冷えたビールを頂き小屋の毛布にくるまりました。



2012年9月13日木曜日

9月13日 東京都美術館

フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」に会いに東京都美術館へ伺って来ました。
朝8時20分に50番目で並んで入場しました。9時半開場ですが9時過ぎに繰り上がりました。

夭折だったフェルメールの作品は30数点しかなく、全て見るために2度ほどヨーロッパへ行った知人がいる程です。代表作の呼び声高い「真珠の耳飾りの少女」ですが46.5×40cm ですから、小ぶりでしたね。先の「青衣の女」や「手紙を書く女」方が私的には印象的でした。

他にレンブラントやフランス・ハルスの作品もあって写実的な重厚さを楽しみました。見終わって特別室を出ると2,000人程が並んでいました。




2012年9月10日月曜日

爪の剥離

大無限山で薄い靴下を履いて行って下山の急斜面で足が泳いで激痛と共に足指に血豆が出来ましたが、月初に爪が剥離しました。

右側でほんの少し一部がつながっていて、そのままにしていましたが、今はさみで切りました。

右指だけで左はまだですね。いずれ左も剥離するのでしょうか。

奥大日岳の時に雷鳥荘で同室になった方に「私もそうですが、どうしてそうなるのでしょうか」と質問され「足が泳ぐから」とは答えておきました。

薄い靴下を着用するなら、最初にその靴下で合った靴を選ばなければ。厚い靴下で選んだのに薄い靴下で装用すると足が泳ぐ事になり、指先が当たって血豆が出来る事になります。

最初は良いのですが、長時間となって汗で濡れてくると足が泳ぐ様になって写真の結末となります。


今剥離した部分は薄い爪があり、やがて元に戻る感じです。
別件で手指でも経験があり、その時は左手中指の爪が半分以上無くなりましたが、伸びて付いて元通りになった経験もあります。


足指の泳ぐ経験で高度の医学的知識が御座います方の御指導を頂けますと幸甚です。









2012年9月4日火曜日

9月2日 奥大日岳 登頂

雷鳥平テン場から奥大日最高点ピーク
山頂から弥陀ヶ原
 雷鳥荘で朝食後(完全な小屋飯)7時、風があるのでカッパを着て出発します。

4年前のGWにスキーで最高峰手前まで行っています。雪で真っ白だったその頃と反対に緑一色です。雪景色の方が数十倍迫力はあります。

前は立山駅から出発したのと5月では遅く最高峰手前が雪割れで撤退しています。http://corvette1982.blogspot.jp/2008/05/blog-post_24.html


テン場から川を渡った所でカッパを脱ぎます。
立山、剣は上部が終日雲がかかっていましたが、大日方面だけは終日晴天でした。

しっかりと踏まれた道がついており、迷う事は全くありません。ピークは全て巻いているので楽ですし早いです。夏道はほんとうに楽です。
前のスキーの時はピークを直登で越えて行ったのでスキーを脱いで背負ったり履いたり、シールもはがしたり付けたりで、疲れた思いがあります。
雪が付いてると斜度は倍増しの感じですし、夏道は稜線下20mを行っていますが、雪の稜線トップは北は絶壁、南は転ぶと100m落ちそうな感じでした。幅は50cm程であせる所も多かったです。

あの時は終日1人でしたが、今日は行き交う人も大勢です。

天気も良く眺望を楽しみ、写真をうつしながら進みます。中間で大日小屋に泊まって室堂へ向う方や雷鳥平にテントを張り早くに出た方とも達と行き交います。私も雷鳥平にテントを張れば
良かったなー。

山頂から鍬崎山、のっぺりした感じ

新室堂乗越から奥大日最高点
森林限界を超えた高所は涼風でほんとうに涼しい。昨日までの汗だくの登山が嘘の様です。
2時間足らずであっという間に                 山頂へ着き、 30分近く寛ぎました。
最高点手前から。左の小さなピークが奥大日山頂
最高点の花
帰りは最高点に立ち寄ります。 当然ですが森林限界を超えて木が無いため常時眺望があります。やはり別挌ですか。

稜線から室堂へ向う間、天気雨がパラパラと。カッパを1度着ました。
立山へ向った方は終日ガスの中で雨に当たったと思います。

雷鳥平テン場のベンチで弁当の昼食とします、奥大日最高点を見ながらです。
最高点から雷鳥平、立山は雲がっかっています

雷鳥平から室堂はコンクリで固めた階段となっており、立山で1番きつい所です。
皆、あえぎながら登っています。前回は雷鳥がたくさん見れたのですが、今日は1匹も見る事は出来ませんでした。みくりが池まで行くと観光客も多くなります。

室堂からすぐに立山駅へ向います。バスの中で奥大日を何度も振り返りました。
山頂から最高点

山頂から大日
これでこの周辺の300名山は終わりました。
駅を出て今年初めてのかき氷を食べ、案内所で紹介された昨日のスキー場の先のグランドサンピア立山に入浴に向かいました。
大きなホテルで浴場も大変に大きく快適でした。

魚津の割烹三玄に向かいました。




山頂から毛勝三山

手前から山頂

2012年9月3日月曜日

9月1日 鍬崎山 登頂

大品手前から有峰湖
 東北の蒸し暑い山が続き、少しでも涼しいかと立山へ。初日は雷鳥バレースキー場ゴンドラで鍬崎山へ。
ゴンドラは土日6時からなので、早めに到着していてすぐに出発。往復1,000円です。
晴天の中を途中まで遊歩道の道を行きます。
東北よりはやや涼しいが、やはり樹林帯で湿度が高く汗だくに。
自然林なので樹間から眺望があり、楽しみます。
が、どんどん立山方面はガスが上がってきます。


大品手前から大日
 1,400mの大品山までは遊歩道として整備されています。その先は「中、上級者向け登山道」と表示があります。
ゆるい登りで来たのがV字に標高差150m程急に下がります。
そこから幾つかのピークを越えて山頂へ稜線を行きます。途中何度も山頂の様にピークが見えますが、ニセピークの様です。

8時、朝食としSAで購入した「ますの寿司」を頂きます。
去年6月に登った方のブログでは笹が茂り藪漕ぎの様だったとありましたが、幅1m半位にきれいに刈られています。
来た道を振り返る、富山市街
 同時、最初から熊の糞だらけともありましたが1つもありません。

稜線を登って行くと大日越しに毛勝三山や剣が見えます。毛勝や剣と登った山を見るのは感慨深いものがあります。


9時45分、晴天だったのが、いきなりガスが上がってきます。あっというまです。
剣や毛勝の写真もとりませんでした。とる時にとっておかなければだめですね・。

山頂に近づくにつれ急となります。立ち止まりを繰り返しながら11時ガスの山頂へ。


山頂手前で振り返る
疲れて石の上に15分ほど大の字に寝転びます、気持ち良い。
もっと寝転んでいたかったのですが、山頂だけスポットライトの様に晴れて強烈な陽射しとなります。
 たまらず下山にかかります。
たんたんと来た道を降って行きます、さすがにマイナーな山で行き交う人もありません。

山頂
ガスの中を降って行きます、V字を登り返して大品山です、13時。ベンチがあり休憩します。
ここからはほとんど平らです。水は2L でちょうどでした。
ロープウエイ駅に14時戻ります、若干の観光客がいます。自販機でサイダーを購入してすぐに乗り込み下山します。

今日も汗ぐっしょりとなりました。今日は着替えの登山ウエアを持参しています。
着替えて、立山駅からケーブルとバスで室堂へ。明日の奥大日へ向けて雷鳥荘へ投宿します。百数十人の宿泊者です。
山頂手前で美しいりんどう
入浴後、同室の方々と歓談しましたが、どなたも鍬崎山は御存じありませんでした。
山頂手前笹刈りされた登山道

山頂手前急斜面のコバイケイ
立山駅から室堂まで片道2、800円程ですから高いですね扇沢からですと倍ほどです。

立山貫光は入会金2,000円を払って会員になると半額料金になるそうで、同室の方に会員証を見せて頂きました。

奥大日から鍬崎山、右のぽっちっとしたのが大品山、
そこから稜線を登って行きます。立山からはぼってっとして
特徴のない山ですね
明日は6時朝食なので21時まで歓談しました。