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2012年7月30日月曜日

7月28日 白毛門(しらがもん)まで

ルートミスの岩峰、巻いて右のV字を登山道は行く。岩峰左を直登した。

岩峰手前、消えかかった白のマーキング。この手前に迷い易い道がある

山頂から来し方、下に土合

山頂から左が笠、朝日岳は右ではなく、遥か後ろにある。










前日、水上ICすぐ手前のPAに22時到着、仮眠するも猛烈な雷雨。今までで1番そばに雷が落ちる感じ。これはダメだと山行をあきらめ2時半セットの目覚ましが鳴っても、そのまま寝入る。
が・・、7時前に起きると晴天。濡れた車を拭きあげた後、水上ICを出てセブンイレブンへ。
これがレジ前に10数人並ぶ激混み。

豆挽きコーヒーを飲み、食料を購入。土合へ向います。
が、白毛門登山口が解らない。逢峠の道は大きな案内板があり解るのですが、地理的にその手前ですから探すのですが、表示など全くありません。
手前から岩峰、超えると白毛門は近い
行ったり来たりで、谷川岳ロープウエイまで行き、尋ねます。
私がナビ検索で停車していたのを覚えてらして、「停まっていた橋の反対側の所の建物の右側を入って行くと大きな駐車場があって、その先が登山道」と教えて頂く。


橋の手前にラフティングの大きなハウスがありウエットスーツが何十着も吊り下げられています。その手前にはバス停があり、その間を入って行くのです。標識案内などは一切ありません。
樹間から常時谷川岳が見える
 マイナーな山では仕方がないか、これで1時間近くロスします。
時間的なロスが重なり出発は9時近くになってしまいます。
下部はブナの樹林を行く
駐車場から登山口へ向かう所もY字路になっていて表示は無く戸惑います。
左へ行き馬蹄形の案内板があり、こちらで良かったと解ります。
橋を渡りしばらく平らな道を歩くと、取りつきです。樹林の登りとなります。湿度が高く暑い。


しばらく登行すると樹間から谷川岳や天神平が見えて楽しませてくれます。
人工林は無く自然林なので、樹間から眺望があり素敵です。
暑くてとろとろペースとなります、とにかく暑い、どうしようもない感じに。

松ノ木沢ノ頭に着き、振り返ると土合が見えます。けっこうな急登です。ここから先は低い灌木で直射日光がまともです。
日本手拭いを頭にかけますが、背中はウエアを通して陽射しを感じます。

とにかく暑い、胸周りがきちきちの化繊のランニングウエアが合わないのか、熱中症になりそうです。水は2L持参、十分に飲んでいるのですが、ここにきて物凄い暑さを感じるのに喉の渇きを感じない。

岩峰との中間地点でコンビニ弁当の昼食とします。


充分な休憩をとり、進みます。岩峰手前は広い岩稜となっています。その手前に迷いやすい直登の道があります。正規ルートは直角に右です。
笹道ですが、確かに道なのです。笹が道を蔽い気味ですが。
真っ直ぐ行くと岩峰左にあたります。そこを通って岩壁を登って行きます。7、8m登って下の登山者を振り返ると、そのそばに笹が倒れて踏み跡があります。
「あっちが登山道か」とも思いましたが、このまま突っ切れば合流すると思い壁を登ります。
上部はオーバーハングになって50cm位の木が上から下に向けて伸びています。

様子をみると岩の左が薄い藪となっており、抜けられそうです。細い木を掴んで何とか抜けないことを確認して、藪の中を垂直に抜け登り切ります。

が、その先は全く踏み跡の無い藪で、ここで完全にルートロスを認識します。

藪をくぐって登り切る時に頭に着けていたヘアバンドと日本手拭いを落としてしまいます。

長髪の私は、ヘアーバンドが無いと困ります。
大きな髪留めで、後ろ側の髪を束ねていましたので、前髪も一緒に束ねます。


標高1500mですので、藪もそんなに濃くはありません、進んでいけます。藪もきついと一歩も進めませんが。
藪は背丈より高く前後左右全く視界はありません、高い方を目指し足を上げて漕ぎながら進んでいきます。この時点で登り出した時の休憩登山者の左に笹の踏み跡を確認していたので、進行方向左に登山道があるものと思っていました。

数10m進んだ所で進行方向右90度、真横です。鈴音が響きます、近い。「おーい、おーい」と叫びます。間髪をいれず「こっちだー、こっちだーー」と男性の声。
声の方向に進みます。私は藪で全く視界はありませんが、向こうは木が動くので私の位置が解るようです。「こっちだー」「あと3mくらい」「あと2mくらい」と叫びます。
藪を突っ切って広く平らな登山道に飛び出しました、声の主は若い男性でした。これから下山する様です。高所で藪の中から声がしたので驚いた事でしょう。
「泊るのですか」、「いや日帰りです」と。朝日岳までの予定ですとは言ったものの、この時点で諦めモードでしたが。
別れて白毛門へ向います、沢登りで登頂した7、8名が降りてきます。沢登りもかなり多いようです。手前から笠と朝日が見えだすと、すぐに白毛門山頂です。一直線に土合が、悠然と笠と朝日そして谷川連峰。なかなかの眺望です、半数の方はここで引き返す様です。
今日はここで引き返すことにして大休止とします。朝日岳まで行った登山者が数名戻ってきます。「花がきれいだった」との事です。
1時間近く滞在し下山にかかります、時間はたっぷりでのんびりのんびりです。岩峰下で検証します。だだった広い岩稜で消えかかった白のマーキング。その手前に直登する迷い道があります。
今はありませんが、前はそこからの道があったと思われます。その地点の左に山頂で会った登山者が休憩していましたから。

ゆっくり降っていっても暑い、とにかく暑い。頭を過ぎると1人の下山者が追い付いてきます。「馬蹄形をやった」との事。この方と会話しながら下山します。「昨年は土合から行ったので、今年は反対側から行ったとの事」。会話で私が300名山を行っている事を知ると「先に行かれますか」と敬意を表します。
ペースは早くなく私が楽についていける程ですが、ハイドレーションを使用して休みなく進んだようです。一定のペースを保て長距離は良い方法かも。かなり疲れている様で何度も何度も転びます。
下山口手前までご一緒でしたが、私は暑くて暑くて耐えられず、小休止に入りました。

下山して駐車場に水場があり、500ml呑みます。冷たくて美味しい。頭にもかぶりたいくらいでしたが、それは止めて谷川温泉町営浴場へ向います。
大混雑で洗い場が8つしかなく、並んで待つ状態でお奨めできません。私営で日帰り入浴の看板が出ているホテルが土合にあるので、そちらを薦めます。
谷川岳は大行列だったそうです。時間のロスがいろいろありましたが、それなりに楽しめました。ただ、ほんとうに暑かった。










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